2020年10月から客席にお客様を100%入れることが可能に
2020年7月より、オーケストラの演奏会活動が再開しました。
7月から9月は、客席の使用率は50%を切るように、席を配置しておりました。
お客さんとお客さんの間は、家族であろうと必ず1席は空ける、というように徹底しておりました。
自粛期間中は、【このまま演奏会がなくなって、緩やかに僕たち演奏家は死んでいくのか】と危惧していたので、本当に良かったです。
しかしながら、フリーの演奏家の人たちの生活は本当に苦しいものになっているはずで、
・演奏会もやりにくい
・感染対策をしなければならない
・演奏会自体の数が減って仕事の激減
など、経済的にかなり苦しい状況にあると思います。
とはいえ、日本のコロナ状況は、他国に比べてかなり良いらしいので、そこまで未来に悲観的な見方をしなくても良いかな?と思えるようになりました。
客席に100%のお客様を入れて良くなりました
2020年10月より、客席に、全てのお客様を入れることが可能になりました。
日本では、そこまで一日あたりの感染者が増えなかったためなのか、客席にお客様を入れることが出来るようになりました。
9月までは、客席数の半数程度までに制限されていました。
今でも、客席のフィジカルディスタンスをとるために、客席の間を開けているところも多くありますね。
「クラシック演奏会での感染は起こらない・起こりにくい」
とテレビでご発言いただいている方もいたためでしょうか?
客席の全面的な利用が許可されました。
これからも感染症対策へのご協力をお願いできればと思います。
感染症対策
実際に行っている感染症対策について、ご紹介いたします。
マスク着用
お客様は、全員マスクのご着用をお願いしています。
客席を見ると、皆様マスクをされていて、本当にご協力がありがたいなあと思います。
演奏家は、椅子に着席するまで、マスクを着用し、演奏が始まる直前にマスクを外し、演奏が終わったらマスクを着用するようにしています。
指揮者の小林研一郎先生は、演奏会の最初から最後まで不織マスクをされていて、すごいなあと思います・・。
「コバケン先生はマスクさせたまま振ったら酸欠で死ぬと思うから、指揮者はフェイスシールドでも良いのではないか」
と事務所に私の意見を伝えてはいたのですが、コバケン先生は、ご自身の意思でマスクをしたまま、リハーサルや演奏会をこなされています。
私たちも、お客様の見えないリハーサルの間も、完全にマスクを着用しています。
決して演奏会の時だけパフォーマンスとしてマスクを着用しているのではなく、常に感染症に気を付けて生活をしております。
オーケストラの練習場には、至る所にアルコール消毒液が置いてありますし、管楽器の唾液対策も、バケツにアルコールを入れる事で対策を徹底しております。
ブラボー禁止
演奏会の最中に、ブラボーの掛け声を禁止させていただいています。
しばらくは心の中でブラボーをお願いしております。
ブラボーのプラカードを作って掲げてくださる方もいます。
ちなみにブラボープラカードを見ると、演奏家はマスクの中でとっても笑顔になります。
時差退場
現在、大ホールでのオーケストラのコンサートが終了した後は、整列退場をお願いしています。
「1列目から10列目の方、退場をお願いします。」
のような感じで、少しずつ外に出てもらっております。
「急いでいるお客様のいらっしゃるのに、心苦しいなあ」
と思いますが、演奏会の存続のためにご理解いただけますと幸いです。
ちなみに、楽屋に出演者に会いに行くのも、中止させていただいております。
クラシック音楽演奏会ではなかったかと思いますが、実際に出演者との接触で感染した、というニュースの報道もありましたので、重ね重ねよろしくお願いいたします。
2020年10月時点での今後の見通し
現在2020年10月末の時点では、まだ海外から来た人は2週間の隔離が必要なので、しばらく外国から演奏家を呼ぶのは困難な状況です。
人によっては、隔離を前提に、早めに来日してくれたりしているので、良かったです。
感染が爆発していない日本にいた方が安心な外国人も多いのでは・・・
6月の時点では、1日数万人の感染者が出る時も近いなあと思っていたのですが、日本って本当に陽性判明者が少ないですね。
日本の清潔レベルは間違いなく世界一ですし、医療もトップクラスですし、住んでて安心感ありますよね。
ともかく、これからもwithコロナ時代が続きます。
マスク着用やおしゃべりを少なめにしていただくことを、演奏会ではお願いしていくことになります。
演奏会での徹底した感染症対策に対して、ご理解いただければ幸いです。
バイオリン上達.comの教材
久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン
楽器演奏は楽しいものです。しかし、楽器演奏が原因で、体を壊してしまう人も中にはいるそうです・・・。あるフランスの調査では、プロ演奏家の70%は体に不調を抱えながら演奏しているのだとか。意外だと思いませんか?楽器演奏は、体に負担がかかる、肉体労働の側面を持ち合わせているといえるかもしれません。
バイオリンは、指を使う楽器です。バイオリンの弦の張力は、一本あたり5kgほどあり、押さえる左手には負担がかかります。バイオリンで左手の指が痛い!という人は、割とよくいますね。逆に、右手の腱鞘炎というのは、今のところ聞いたことがないです。バイオリンは左手に腱鞘炎が起こる楽器
バイオリンを弾く人は、ほぼ100%肩がこります。肩こりの自覚がある、ない、に関わらず、子供でも大人でも肩はガチガチです。バイオリンを左肩と首の間に挟んで弾く、というのが原因の一つです。バイオリンを弾く限り、肩こりからは逃げられないと思ってください。
バイオリン弾きと首の痛みはかなり密接に関係しています。バイオリンを弾くときに、首にバイオリンを挟み、かつ頭を左に傾けます。頭をずっと左に傾けた状態が、首の健康に良いと思います?良いわけないよねー!首が変形しそうだよね!!
バイオリンと腰痛について。腰痛については、座ってバイオリンを弾くと、腰痛になりやすくなります。立って弾いている場合は、腰痛にはなりにくいように思います。オーケストラなどで、座って弾くようになってから、腰というか、あばらの横あたりが痛くなるようになりました。
バイオリンを弾いていると、顎関節症も割と起こりやすい病気の一つです。顎関節とは、下の顎の付け根の関節です。耳の穴のすぐ前に、顎関節があります。顎関節がおかしくなると、口が開きづらくなります。私自身は、顎関節症と診断されたことはないですが、左側の顎が若干開きづらいです。左側の顎関節が「カクッ」という音がします(笑)
突発性難聴は、とても怖い病気です。突発性難聴は早期治療をしないと聴力を失うバイオリンをやっている、音楽家にとって、耳は命です。耳が聞こえなくなったら、音楽家は終わりです。作曲家でもない限り、失業です。しかし、難聴は突然やってくる!突然襲ってくる難聴としては・突発性難聴・メニエール病・急性低音障害型感音難聴があります。どれも、ある日突然聞こえなくなる病気なので、対処のしようがありません。しかし、治療...
バイオリニストを目指す子供にとって、突き指は練習の敵です。バイオリン以外の弦楽器、ピアノ、等も、突き指すると非常に困る楽器です。突き指の危険がある球技としては、バスケットボール・バレーボール・サッカーのキーパー・野球など。特にバスケットボールとバレーボールは突き指が起こり得る球技です。バイオリニストの卵は、突き指はしたくない。体育の授業は休むべきなのでしょうか?
バイオリンを弾いていると、どうしても身体に異常をきたしてしまうことがあります。・肩が痛い・腰が痛い・首が痛い・指が痛いといった、体の痛みに、対応してくれる、音楽家向けの病院を紹介します。
2018年3月22日、2年ぶりに、急性低音感音難聴を再発しました!低音難聴は、難聴の程度は低いが、よく再発しやすい、という性質を持つようです。赤ちゃんの泣き声を10分連続で聞き続けた翌日に、右耳の違和感を感じるようになりました。聴力検査をしたところ、250ヘルツ(バイオリンのG線の解放弦付近の音程ですね)の聴力だけ、極端に下がっていました。250ヘルツのところだけ、-40dbです(250ヘルツ付近...
みなさん、元気にお過ごしでしょうか?2020年5月に、日本全体で緊急事態宣言が解除され、東京ロードマップも6月19日から全面解除されました。2020年3月から、4か月の間、全く演奏会がなく不安でしたが、7月からは少しずつ演奏会が再開されそうです。コロナウイルスは、陽性判明者数の5%程度、死に至ることがある感染症なので、感染予防対策は欠かせません。世界中のデータを見ると、45歳くらいまでの人の死亡率...
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2023年3月13日マスク解禁2023年3月13日、賛否両論あると思いますが、今日は、わたし的にはかなり待ち望んでいたマスク解禁の日です。岸田総理が、「マスクは個人の判断に委ねる」とした日です。朝、超久しぶりにマスクを外して武蔵小金井を歩いたが相変わらずのマスク着用率99%であった。会社に行く人は、まだマスク義務があるところもかなりあるだろう。「結局、日本は変わらんのかーい」と少々残念な気持ちにな...