急性低音感音難聴について
2018年3月22日、２年ぶりに、急性低音感音難聴を再発しました！
低音難聴は、難聴の程度は低いが、よく再発しやすい、という性質を持つようです。
赤ちゃんの泣き声を10分連続で聞き続けた翌日に、右耳の違和感を感じるようになりました。
聴力検査をしたところ、250ヘルツ（バイオリンのG線の解放弦付近の音程ですね）の聴力だけ、極端に下がっていました。
250ヘルツのところだけ、-40dbです（250ヘルツ付近の音域だけ、やたら聴こえない）。
女性の声が、耳の中でこもる感じです。
２年前は、125ヘルツ・250ヘルツ共に、-50db、ともう少し悪い結果でした。
２年前は、男性の声がこもって聴こえました。
蝸牛のむくんでしまった場所が、微妙にズレたのでしょう。
音楽家の難聴は驚くほど多い
私は耳栓をして、オーケストラに出演しています。
色んな人と話をしたのですが、難聴に悩む人は、意外に多いようです。
その１「俺も昔、低音が聴こえなくなって・・。イソバイドシロップまずいよな。」
その２「私が突発性難聴で入院した時は、看護婦さんが夜中見回りにきていて・・。きちんと寝るのが大事みたいだよ」
その３「私もストレスがかかると、低音が聴こえなくなる。たまに音が下がって聴こえることがある」
その４「僕も低音が聴こえなくなることがあってね・・。悩んでいるんだけど・・」
その５「俺もやったことある。まあお大事に。」
その６「子供に耳を叩かれて、すぐに治療したけれど、聴力が落ちた」
その７「俺もやったけど、、、神尾記念病院の石井先生が良いよ」
その８「突発性難聴になった時は、３週間入院した。音を聴くなと言われた。」
その９「私も大学の時に、難聴になりました！ストレス難聴って言われても、難聴自体がストレスですよね！！」
など、予想以上に難聴に悩む人が多いことが分かりました。
約50人と話して、約9人は難聴の経験があるようです。
「音楽家の２割以上は、軽度の難聴に悩まされた経験がある」と言えるのでしょう。
低音難聴は治りやすい
低音の難聴で、良くならなかったという話は、ほとんど聞きませんでした。
昔（20年前とかでしょうか？）より、薬が良くなっている、という薬の功績が大きいようです。
私が飲んでいる薬
・メチコバール（赤い錠剤）
・アデホスコーワ顆粒
・イソバイドシロップ30ml
↑を２週間飲んでいたら、聴力はほとんど回復しました。
以前は、神尾記念病院にて、点滴とガス治療を、１週間連続で行いましたが、飲み薬だけで治る可能性が高いのではないかと思いました。
神尾記念病院の工藤先生には、
「低音難聴は、良くなったり、悪くなったりを繰り返すから、気にし過ぎないで」
と言われました。
確かに、ここ２週間は、悪くなったり、良くなったりと、日によって、かなり調子が違います。
低音難聴は、大体、３週間もすれば、症状が落ち着く可能性が高いようです。
工藤先生に、耳そうじをしてもらったのですが、まったくの無痛で最高にキモチイイー！
治療の他にしたこと
低音難聴を良くするために、したことを書きます。
・水（お湯）を１日２リットル飲む・・・水が一番良いんですって！お茶ではダメらしい。
・なるべく歩く（４０分程度が望ましいようです）・・・リンパの流れを良くする
・よく寝る（どうしても遅くなりがちですが・・）・・・治すのは自分の体です
・耳栓を常に持ち、耳が痛ければすぐに装着する
・首の凝り、肩こりを、整体でとる・・・治すのは自分の血液循環です
ということを、心がけていました。
水を飲んで、体の循環を良くすることが大事なのです。
なぜなら、
低音難聴は、耳の蝸牛のリンパのむくみで起こるから！！
内耳がむくんで、低音に反応しにくくなっちゃうんですってよ。
ちなみに、私は水を１日５リットルくらい飲んでいたのですが、あまりやりすぎると、むくんでしまう可能性があり、悪化する可能性もなきにしもあらずだとか・・。
チビチビと、１日かけて２リットル飲むくらいが、良いんですって！
低音難聴は、別名ストレス難聴でもありますから、
「えー聞こえませーん」
って感じで、明るく日々を過ごしている、テキトーさも大事です。
薬さえきちっと飲んでれば、多分大丈夫ですよ。
治る時に感じること
２年前も感じたのですが、難聴が回復するときは・・・
音が異様に大きく聴こえる
電車のホームの
「新宿です！押し合わずにお乗りくださーい！」
という放送が、バカでかく聞こえます。
わたくし一人で耳を押さえるのですが、周りの人は平気そうです（そりゃそうか）。
うるさく聞こえるのも、１週間くらいでおさまるので、うるさく聞こえるのは、回復の証拠だと喜んでいます。
耳鳴りには、未だに悩まされていますが、耳鳴りは、音を頑張って聴こうと、耳が頑張ってくれている証拠でもあります。
耳鳴りを嫌いすぎないようにしましょう。
この記事が、低音難聴に悩む人の心の支えになれば嬉しいです。
何にせよ、難聴は、早く治療を開始するのが、もっとも大事のようです。
さっさと薬飲んで、休めってことです。
人間の五感は、猛烈に大切な機関ですから、お金は惜しまずに治しましょう。
２〜３万円をケチって、難聴を一生患うなんて、バカバカしいですよ。
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楽器演奏は楽しいものです。しかし、楽器演奏が原因で、体を壊してしまう人も中にはいるそうです・・・。あるフランスの調査では、プロ演奏家の70％は体に不調を抱えながら演奏しているのだとか。意外だと思いませんか？楽器演奏は、体に負担がかかる、肉体労働の側面を持ち合わせているといえるかもしれません。
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