茨城国際音楽アカデミーinかさまを聴講しました

2018/3/22茨城国際音楽アカデミーinかさまを聴講しました。

 

かさま音楽アカデミーとは、バイオリンのレッスンを、45分のレッスンを5回受けられる、レッスン詰め合わせコースです。

 

茨城国際音楽アカデミーinかさま公式ページを見ていただくと、受講者一覧を見ることが可能です。

 

世界の名教師ザハール・ブロン、辰巳明子先生、クシュニール先生、澤和樹学長が、バイオリンを指導してくれます。

 

受講するのにオーディションがある

 

かさま音楽アカデミーには、受講する際に、CD審査があります。

 

非常に人気の高いセミナー・マスタークラスでは、受講の際に、審査があることも多いです。

 

受講者のレベルを高くして、アマチュアレベル・並の音大生レベルの人を、落としてしまうのです(芸大生でも平均レベルなら審査に落ちると思います)。

 

かさま音楽アカデミーは、学年でトップ3人に入るレベルでないと、受講が出来ないでしょう。

 

それくらい、受講者のレベルが凄まじく高かったです。

レッスンの内容

かさま音楽アカデミーで、辰巳先生、クシュニール先生、ブロン先生のレッスンを聴講しました。

 

わたくしの生徒も、聴講に行きました。

 

内容としては、書いていいのか微妙なので、ボンヤリと抜粋します。

 

・楽譜にはfとかpしか書いてないから、どれくらいの音量にするか自分で決める(辰巳先生)

 

・右手のサスペンションの練習をすると良い(クシュニール先生)

 

・弓は4分割で考え、弓の場所によって、圧力をかける指を変える(クシュニール先生)

 

・左手に右手を合わせない(ブロン先生)

 

といった、基本的だが、奥の深い内容ばかりでした。

 

 

私の生徒情報では、

 

・音は、力を入れっぱなしでなく、力を抜いて響かせる(澤先生)

 

・E線は、G線より軽く弾く(澤先生)

 

といった指導もあったようです。

 

いかに基本を極めるか、というレッスンが多かったようです。

 

聴講は3000円程度でしたが、私にとっては刺激的でした。

 

 

かさま音楽アカデミーの雰囲気

 

私が見ている時に、音楽にあまり興味がなさそうな、地元のおじさんらしき人が来ていました。

 

アカデミーの異様な空間に場違い感を感じたのでしょうか?

 

30分もしないうちに、そそくさと帰っていきました(笑)

 

 

バイオリンのレッスンなので、

 

「はい。音を美しく響かせますわよ〜♪
いいですわね〜♪」

 

みたいな、貴族のティータイムみたいな雰囲気を想像して来たのではないか、と思いました(笑)

 

 

辰巳先生・クシュニール先生・ブロン先生のレッスンは、荘厳そのもので、受講者も真剣です。

 

音に対して、魂から向き合い、いかにテクニックや音楽レベルを向上させるかを、ひたすら真剣にやる場所です。

 

聴講者が、おしゃべりして良い雰囲気ではまったくないので、普通の人には、まったく面白くないと思いました・・。

 

 

 

他の人の感想

私の生徒が、聴講に行った感想としては

 

「久保木先生のレッスンと、内容が同じだー!」

 

と思ったそうです(お世辞がうまいですね)。

 

生徒の3人中、2人が言っていました。

 

 

たとえお世辞だとしても、

 

「素晴らしい先生たちのレッスンが、私の言うことがあまりに違ったらどうしよう」

 

と思っていたので、安心しました(笑)

 

私が世界トップレベルの指導が出来るとは、まったく思っていないのですが、間違ったことを言っていないのが分かってうれしいです(^-^)

 

かさまなどという田舎に、わざわざ東京から聴講に行こうなんていう生徒ですから、ガチンコでバイオリンを習っている生徒です・・(笑)

 

わたくしの生徒は、ほぼガチンコしかいないですけれど。

 

クシュニール先生のような、右手の柔軟性については、わたくしの指導としては比較的似ているところですし・・。

 

わたくしの感想

今回、かさま音楽アカデミーに行った感想としては、

 

「受講者のレベルが、半端なく高い」

 

という感想につきます。

 

学生音楽コンクール1位の人も、何人か見かけましたし、若手ナンバーワンの服部百音さんも受講していました。

 

先生たちも、ここまで上手い人たちだと、大変なのでは、と思いました(笑)

 

先生たちの演奏レベルを超えている生徒も、数人いました(よくある事ですが)。

 

 

先生たちの指導で、わたくしの印象に特に残ったのは、

 

・dimする(音を弱くする)時に、弓を遅くしない

 

・右手を左手に合わせて、強くしたり弱くしたりしない

 

ということでした。

 

 

これは、わたくしの技術で持ち合わせていないものでしたので、現在も練習中です。

 

バイオリン上達.comの教材


バイオリン上達.comの開発したアプリ<ドレミよめるよ>







久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン





音楽は芸術です。でも、後には残りません。音楽は”何”芸術なのでしょうか?音楽は「時間芸術」です。音楽は時間を制する芸術です。音楽は時間がないと、成り立ちません。演奏を聴いていただく、というのは、同時にその人の貴重な時間を頂く行為でもあるのです(^-^)

音楽には、人の気持ち、感情をコントロールする力があります。音楽を聴いていて、気持ちが昂ぶったり、暗い気持ちになったりしたことはありませんか?テレビや映画でも、BGMが使われていますよね。ホラー映画では、不安になるBGMがたくさん使われていますよね。「貞子」や「着信アリ」のようなホラー映画を見ていて、「落ち着くわー」ってなる人はあまりいないと思います。どちらかというと、心がざわざわするような音楽がか...

バイオリンを自分で勉強することはできるのでしょうか?私もかなり自分で考え、工夫してバイオリンを勉強してきました。でも、なかなか上達するのは難しい・・。自分で独創的に工夫したことで、変な姿勢になったり、もうめちゃくちゃ力入ったりと、悪影響が出ることもあります。そんな時に私は色々な先生に助けられたなぁと思います。必要なところを修正をしてくれるんです(*^_^*)技術的にもそうだし、音楽面で何が大切か、...

「バイオリンの練習時間ってどのくらい必要なのでしょうか?」お子さんがバイオリンをやっているお母さんが、気になることだと思います。バイオリンの上達には、かなりの時間がかかります。本気で上手くなりたい人<子供の場合>は、1日にどのくらい時間を割くべきでしょうか?1日1時間もやれば、十分に上達するのでしょうか?あくまで子供が本気でバイオリンをやる、音楽家になりたい場合ですよ。「うちの子、音大に行かせよう...

もしも、お子さんが不幸にも(笑)「バイオリン弾きになりたい!」と言った時、できることなら応援してあげたいですよね。でも!経済的に大丈夫なのか、気になりますよね。プロのバイオリン奏者になるには、どれだけの教育費がかかるのでしょうか?憶測やウワサ話ではない、実体験を元に、本当にかかる費用をお教えします。東京芸大か、桐朋大学入学までの教育費、とします。バイオリンのプロになる、ということは、よっぽどビジュ...

バイオリンのプロとアマチュアの違いとはなんでしょうか・・。今日(2014/6/10)にライナーホーネックさんの演奏を聴いてきました。ホーネックさんの圧倒的な美音を聴きながら、「プロとアマって何が違うのだろうか・・・」と考えていました。プロになれる人、なれない人、一体何が違うのでしょうか?このテーマは何度か書いていますが、プロのバイオリン奏者になる条件とは?

日本の音楽大学で、きちんとプロになれる音大はどこでしょうか?音大に入っている方は読まなくていいです。プロになれる=ソリストになれる、プロオーケストラに入れる、音大の先生になると、かなり厳しい定義をするとします。どれもかなり厳しい狭き門です。昔(20年前)と比べて、今は就職がきわめて厳しくなっています。昔はスタジオの仕事も、かなり数があったと聞きます。プロオーケストラも、3人受けて2人合格とかだった...

音大を受けるためには、受験曲というものをパスしなければなりません。遅くても中学・高校の時から、受験曲や、それと同レベルの曲を、”常に”練習しておく必要があります。鈴木バイオリン教本を、延々とやっていても、決して音大には入れないのです。もし音大に入りたい方が、この事実を知らないで、ただ長い期間習っていると、本当にもったいないです。鈴木メソッドや、ヤマハなどの一般向けの音楽教室だと、教本以外をやること...

桐朋学園の先生が言っていたのですが、「バイオリンは1日練習しないと、3日分下手になる」といいます。野球でも、水泳でも、同じことを言うらしいですね。つまり、毎日練習しなさい、ということですね。なぜ、バイオリンは続けることが重要なのでしょうか?

お子さんにバイオリンをやらせてみたいな、という親御さんが知っておくべき、バイオリン教本の話です。バイオリニストになりたいのであれば、やっておくべき曲、というものが存在します。クラシックの曲ばかりですが、クラシックの難しい曲が弾けないと、ロックやジャズやっても良い音では弾けないですよ。良い音は、難しい曲をやる中で出来上がってくる、というのもありますからね。ただ簡単な曲ばかりやっていていも、上手くはな...

バイオリンを練習するときに、一番ネックになるのが、「防音」です。練習をしなければ上手くなることはあり得ませんが、ご近所さんへの騒音も気になります。バイオリンも、意外と音量がありますから、何かしら防音対策を考えておきたいところです。この防音ってやつは本当にクセモノで、悩ましいものです。最近、お便りをいただきました。「私の現在の悩みどころは「練習場所」です。できれば家で練習出来るといいなと思っています...

前回の防音のページで、バイオリンは防音工事をするか、防音室を作った方が望ましい、ということを書きました。しかし、趣味でやっているバイオリンに、そこまでお金をかけられない、という実情もあるでしょう。防音工事は300万円程度は普通にかかるものなので、趣味の人に「やってください」とは頼めないですね・・・。そんな方でも、しっかりと練習できる、しかも工事なし!という対策があります。そんなに数多くはありません...

あなたはストラディバリウスを聞き分ける耳を持っているか?イギリスオックスフォードのアシュモレアン博物館で行われた、ストラディバリウスのオーディオテストです。ストラディバリウス、安いゴミバイオリン(4000円くらい?)、18世紀のドイツバイオリン、の3つのバイオリンのテストです。18世紀のドイツバイオリンですが、古くてもイタリア製でないバイオリンは、そこまで高価ではありません。どんなに高くても200...

子供が「バイオリンをやりたい」という場合は、何歳までに始めればよいのでしょうか?バイオリンいつ始めるの?よく「3〜5歳までにバイオリンを始めた方が良い」と言いますよね。どこまで本当なのでしょうか?

バイオリンのプロになる為には、親(お母様)の協力が欠かせません。なぜか?それは、どんなに良い先生のところに行っていても、家での練習の質が低ければ、上手くならないからです。家での練習の質と量、これがバイオリンにとって、絶対に必要です。特に、バイオリンは弾くのが難しいので、なかなか自分で注意しながら弾く、というレベルに達しません。家で、常に子供の練習を見張り、罵声を飛ばしている家庭でないと難しいのです...

バイオリニストになるための、おすすめCDを書いていきます。いつも聴きたい魅惑のバイオリンのCDばかりです(*^_^*)胎児教育にもおすすめです♪バイオリンの音程感覚が鋭くなるためにも、超一流の音を聴いておくと習慣をつけておきましょう。「音程が悪い」と言われてよく分からない方は、よくCDを聴くと良いですよ(^o^)毎日、CDを流しているだけでも、かなりの効果があるでしょう。自分の悪い音程に慣れてしま...

youtubeで聴ける!世界で活躍する、日本人のバイオリニストをご紹介します♪知名度もある、世界的な日本人バイオリニストをご紹介します。私見ですので、そこはご了承ください。世界レベルでも、世界で活躍していない方もいます。とりあえず、ネームバリューがすごい人を、列挙していきます。

2014/10/13訪問者数が1000人を超えました!!正確には1161人です。みなさまのおかげです。2013年の10月から作って、1年です。ここまで長かったー・・・。寝る時間を削り、遊ぶ時間を削り、来る日も来る日もサイト作り。ようやくここまで来ました!!なぜここまで頑張ることが出来たのかというと、みなさまにバイオリンの本当の技術について、バイオリンの世界の厳しさや楽しさについて、知っていただきた...

バイオリンの楽譜は何版を買えばよいのでしょうか?楽譜の出版社は、どこが良いのか、というお話です。いわゆるバイオリン教本を卒業して、上級者向けの曲<モーツァルトのバイオリン協奏曲、ブルッフのバイオリン協奏曲、ラロのスペイン交響曲>などに入った(入ろうとしている)方向けの話です。これはハイレベルなコンクールや、音大の課題曲の曲と同じ曲になります。ムチャクチャ早い子だと小学1年生からこの上級向けの曲に入...

バイオリンでブランク、つまり全く練習していないとどうなるのか、実体験を元に書いていきます♪ちなみに私は2年4か月のブランク(全くバイオリンを弾かなかった時間)があります。さて、私が2年4か月弾かなかったあと、超久しぶりに弾いたらどうなったと思います?ちなみに、三歳から6年バイオリンを続けて、2年弾かなかった状態です。久しぶりに弾いた時、私は驚きました!

バイオリニストって一体どれくらいお金をもらってるの?「バイオリン弾きってえらい儲かってるんやろなー」とか思っていません(^-^)?実際どれくらいもらっているのか、書いていきましょう。

バイオリンの教育の”スズキメソッド”というものをご存じでしょうか?鈴木メソッドというのは、実は世界的に有名な教育法なのです。そもそも鈴木メソッドというのは、何なのでしょうか?スズキメソッドというのは、鈴木慎一先生(1898年10月17日〜1998年1月26日)という、バイオリンの先生が行っていた教育法です。鈴木先生は、「子供はみんな日本語を喋っている」ということに気づき、幼児の潜在能力の高さに関心...

「バイオリンは、頭の良い子が向いている」私が小さい頃から聞かされてきた言葉です。桐朋の先生がよく言いますね。「算数が得意な子が向いている」とも言われます。なぜ頭の良い人の方が、楽器演奏に有利なのでしょうか?理由の一つに、バイオリンの上達は、積み立て型だから、という事が言えます。

メールマガジンに登録する

バイオリンを2人の先生に習うのは、良いことなのでしょうか?いわゆるダブルスクールの状態ですね。読者の方から質問をいただいたので、考えてみたいと思います。結論からすると、2人以上の先生に習うのは、あまりおすすめできませんバイオリン奏者は、1人1人違うことを教えるので、習っている人が混乱する確率が非常に高いです。A先生は「音程が高い」B先生は「音程が低い」A先生「そこは短く弾いて」B先生「そこは長く弾...

バイオリンコンクールに出るとき、ピアノ伴奏と一緒に出演することがほとんどです。バイオリンは単音楽器のため、ピアノ伴奏に依存せざるをえないところがあります。バイオリンコンクールに出るにあたって、ピアノ伴奏との合わせは何回やればよいのでしょうか?

一流の先生のバイオリンのレッスンを受けるにあたって気を付けるべきマナーを挙げていきます。一流の先生というのは、東京芸大や桐朋学園、東京音大の教授や准教授などを指します。プロのバイオリン奏者を目指す方は、必ず守らないとならないマナーです。音大生が、当たり前のように行っているマナーです。基本的に一流の(レベルの高い)先生は、将来音楽家を目指す子供しか見ません。一流の先生は、一般的な音楽教室とは違うマナ...

バイオリンセミナー

海外における、バイオリンの先生の探し方についてお話します。アマチュアレベルでなく、どちらかというとプロを目指す方向けです。バイオリンの先生は、レベルの高い先生を探すことが大切です。日本国内なら、東京芸大か桐朋学園の教授や講師であれば、レベルの高い指導を受けられます。日本のバイオリンのレベルは、世界に十分通用するレベルになっていて、テクニックなら世界一レベルが高い、と言われています。しかし、海外とな...

最後の秘境東京藝大〜天才たちのカオスな日常〜を、あるお母様の紹介で読みました。日本の芸術大学の最難関大学である、東京芸術大学の学生のインタビューが中心で、芸大の学生を妻に持つ筆者の視点で書かれています。卒業生の私からすると、ほとんど知っていることかな?と思っていたのですが、美術学科についてもかなり色々なことが書いてありました。ちなみに私は、2005年に東京芸大入学、2011年に東京芸大大学院を卒業...

2018/3/22茨城国際音楽アカデミーinかさまを聴講しました。かさま音楽アカデミーとは、バイオリンのレッスンを、45分のレッスンを5回受けられる、レッスン詰め合わせコースです。茨城国際音楽アカデミーinかさま公式ページを見ていただくと、受講者一覧を見ることが可能です。世界の名教師ザハール・ブロン、辰巳明子先生、クシュニール先生、澤和樹学長が、バイオリンを指導してくれます。受講するのにオーディシ...

「久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン〜基礎講座〜」の販売を開始しました。わたくしが、生徒に直接教えている内容を、会員制のホームページで、動画で学んでいただく、というものです。動画の視聴期限は、2030年12月31日までですが、ほぼ半永久的に見ることが可能です。久保木隆文が死んだり、致命的な病気にならない限り、会員ページの公開は、続けます。