バイオリンを2人の先生に習っても良いのか

バイオリンを2人の先生に習うのは、良いことなのでしょうか?
いわゆるダブルスクールの状態ですね。
読者の方から質問をいただいたので、考えてみたいと思います。

 

結論からすると、

2人以上の先生に習うのは、あまりおすすめできません

 

バイオリン奏者は、1人1人違うことを教えるので、習っている人が混乱する確率が非常に高いです。

 

A先生は「音程が高い」
B先生は「音程が低い」

 

A先生「そこは短く弾いて」
B先生「そこは長く弾いて」

 

などと、全く逆のことを言われる可能性が高いです。
30人以上の先生に習った私の経験上、全く同じことをいう先生はまずいない。

 

違うことを言われた時に、混乱してしまうと、上達に悪影響があります。
どう弾けば良いのか、分からなくなります。

 

初心者であればあるほど、先生を1人に絞った方が良いです。

ダブルスクールのメリット

では次に、2人、または複数の先生に習うメリットについてお話します。

 

複数の先生に習うと良いこと、それは・・・

 

・視野が広がること

 

です。

 

一つの考え方に固執した、偏った考え方でなくなり、
「Aのやり方もあるし、Bのやり方もあるな」
という考え方ができ、演奏の幅、表現の幅が広がります。

 

視野が広がるのが、最大のメリットだと思います。

 

A先生とB先生が同じことを言っていれば、
「ああ、やっぱりA先生の言っていることは、良いことなんだ」
と、知識がより深く体に入っていくこともあります。

 

私は30人近くの先生に習ったことがあり、
「この人だったらこういう考え方、あの人は別の考え方」
というように、視点を持ちやすくなったように思います。

 

音楽的な引き出しが増えるということです。

そもそもなぜダブルスクールをするのか?

レッスンを掛け持ちしているダブルスクールをしている人は、なぜダブルスクールをするのでしょうか?

 

それは
今習っている先生に何かしらの不満があるから

 

だと思うのです。

 

例えば
・今の先生だと物足りなくなってきた
・全然上手くならなくて、先生の教え方が良いのかどうか分からない

 

大体は、今の先生の教え方に疑問を感じているから、ダブルクールをするのだと思います。

 

子供にとって、必要な時期がくれば、思い切って先生を変わることも必要です。

 

ですが、上手くならないのを先生のせいにする人は、まず上手くなりません。

 

人のせいにするのは簡単ですからね。

 

人生の成功法則からいって、
人のせいにする人は、どんな分野であれ成功しません。

 

仮に、上手くならないのが先生のせいであったとしても、その先生を選んだ自分が悪いのです。

 

「先生の教え方が悪いから、上手くならない」
と、毎月のようにコロコロ先生を変える人に、上手い人はいません。

 

私たちバイオリン教師も、そういう方に対して、
「そうねー。先生が悪かったのかもねー。」
と適当に会話を合わせることもありますが、内心は
「私に関わらないで欲しい」
と思っています(笑)

 

上手くならない人の特徴は共通していますので、上記に当てはまる人は気を付けましょう。

 

しかし、人生の全ては自己責任です。

 

自分が
「先生を変える必要がある!」
と思ったら、ダブルスクールをしても、先生を変えても、構わないと思います。

 

事実、私もたくさんの先生に習ったり、ダブルスクールもしていましたので。

 

 

音大でダブルスクール

 

音楽大学や音楽高校といった、学校の中で習っている先生というのは、なかなか変えられません。

 

偉い先生に対して
「別の先生に変わりたいのですが・・・」
というのは、なかなか言いにくいことです。
言えそうだけど、やっぱり言えない人がほとんどです(私もそうでした)。

 

その際は、別の先生を見つけて、ひそかに習うという手があります。
良い先生であれば、能力を伸ばしてもらえます。

 

大学で偉い教授に習っているなら、別の先生に習っていることがバレないようにする事が大切!

下見の先生

子供の場合は、偉い教授と、その下見(したみ)の先生の、2人の先生に習うことがあります。
偉い教授は月に1回しか見てくれないから、下見の先生に月3回見てもらう、ということです。

 

その場合は、教授の先生が主で、下見の先生が従、の関係になっていることが必要です。

 

教授の先生の言うことが基本ベースで、下見の先生は味付けの立場になるということです。
主従関係が崩れて、全然違うこと言われると、子供が混乱します。

 

下見の先生は
「○○教授は何て言ってたの?まずその通りにやろう」
というスタンスですね。

 

下見はあくまで下見です。
下見の先生が「教授は間違っている!俺の言ってることが正しいんだ!」
となると、ダブルスクールの悪い状態になります。

ダブルスクールまとめ

初心者の方は、2人以上の先生に習うのはやめた方が良い

 

同じ先生に1年、2年以上習ったら、他の先生に習って視野を広げるのも良いかもしれない

 

初心者の方は、なるべく1人の先生に絞って習った方が、効率的な学習ができると思います。

 

ある程度上手な方は、視野を広げるために、色んな先生の意見やアドバイスを聞くと良いと思います。

 

ただ、人生は自己責任ですから、自分で必要だと思う通りに、人生を選択してください。

 

プロレベルを目指している方は、超一流の指導をなるべく積極的に受けるようにされると良いと思います。
もちろん今習っている先生に失礼のないように・・・

 





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