バイオリンと腱鞘炎
バイオリンは、指を使う楽器です。
バイオリンの弦の張力は、一本あたり5kgほどあり、押さえる左手には負担がかかります。
バイオリンで左手の指が痛い!という人は、割とよくいますね。
逆に、右手の腱鞘炎というのは、今のところ聞いたことがないです。
バイオリンは左手に腱鞘炎が起こる楽器
腱鞘炎が起こるのはなぜか?
普通に生活をしている分には、腱鞘炎は起こりません。
なぜ腱鞘炎が起こるのかというと、
・左指を強く押さえる
・左指を速く動かす
という2点に集約されます。
バイオリン弾きで多いのが、左手の小指や薬指の腱鞘炎です。
親指は弦を押さえませんが、弦を押さえる指を支える指なので、少ないながらも親指も腱鞘炎が起こることもあります。
ちなみに私は左の小指が腱鞘炎になりやすいです。
1年に1回くらい、少し違和感を覚える程度の軽い症状ですが。
腱鞘炎の治療
腱鞘炎の治療では、ロキソニンの服薬が基本となります。
あまりに痛みが酷ければ、バイオリン練習は休んだ方が良いでしょう。
症状が軽ければ、なるべく休みながら、弾きながら治していくことも可能です。
痛みがあるということは、休めて欲しいという脳からのメッセージです。
悪化する前に休んでしまった方が身のためです。
無理に続けると、指に痛み止めの注射を打たなければいけないような状態に発展することもあります。
ちなみに、指にしびれがある場合は、首に問題がある(頸椎ヘルニアなど)場合がありますので、首も合わせて見てもらうと良いでしょう。
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久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン
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