突発性難聴にご用心!

突発性難聴は、とても怖い病気です。

 

突発性難聴は早期治療をしないと聴力を失う

 

バイオリンをやっている、音楽家にとって、耳は命です。

 

耳が聞こえなくなったら、音楽家は終わりです。

 

作曲家でもない限り、失業です。

 

 

しかし、難聴は突然やってくる!

 

突然襲ってくる難聴としては

 

・突発性難聴
・メニエール病
・急性低音障害型感音難聴

 

があります。

 

どれも、ある日突然聞こえなくなる病気なので、対処のしようがありません。

 

しかし、治療法は確立されているので、なってしまった場合は、48時間以内に治療を始めましょう。

 

突発性難聴

突発性難聴とは、片耳が突然聞こえなくなる、というのが特徴です。

 

原因はストレス、ウィルス感染ではないか、と言われています。

 

原因ははっきりとは分かっていないが、治療法は確立されている病気です。

 

治療は、発病後48時間以内に開始するのが理想で、1週間を過ぎると治療がかなり難しくなるそうです。

 

完治する可能性も6割〜7割で、早期治療が回復を可能性をかなり高めます。

 

片耳だけ聞こえなくなることがほとんどですが、両耳同時に難聴になるケースもあるそうです。

 

親のしつけが厳しすぎて、そのストレスで難聴になってしまう子もいるんだとか・・。

 

完全に何も聞こえなくなってしまうほど重症な場合は、治療しても効果が出ないこともあるそうです・・・。

 

それでも、早期治療すると、治る可能性があります。

メニエール病

メニエール病とは、めまいや難聴がおこる病気です。

 

蝸牛・三半規管・耳石器などに、リンパ液が溜まりすぎて、病気になります。

 

蝸牛が悪くなると難聴に、三半規管・耳石器が悪くなるとめまい、という症状になります。

 

メニエール病は、難聴もさることながら、回転性の強いめまいを繰り返してしまうことが厄介です。

 

基本的には立ってられないほどのめまいで、吐いてしまう方もいるそうです。

 

症状が重い人はゲロ袋を持っておくと良いでしょう・・・。

急性低音障害型感音難聴

急性低音障害型感音難聴とは、低い音が突然聞こえにくくなってしまう病気です。

 

突発性難聴の、低音だけ聞こえなくなるバージョンです。

 

突発性難聴より、症状が軽いのが特徴です。

 

しかし、放っておくと、メニエール病や、難聴が重症化して突発性難聴に進行してしまうことがあります。

 

比較的治りやすいですが、再発しやすい病気なんだそうです(はぁ〜やだなーー・・・)。

 

私は、急性低音障害型感音難聴になってから、治療をして聴力が回復しましたが、以前よりは聴力が落ちました。

突発性難聴の治療

突発性難聴は、はっきりとした原因はわかっていませんが、治療法は確立されています。

 

突発性難聴・メニエール病・急性低音障害型感音難聴の治療法は、基本的にはすべて同じです。

 

突発性難聴の治療は、

 

ステロイドの点滴治療

 

が基本になります。

 

ステロイドには副作用もありますが、比較的安全な薬です。

 

一生耳が聞こえなくなるのと、ステロイドの副作用のどちらをとるのかは自由ですが・・・・・。

 

ステロイド点滴には、細胞復活薬、などが含まれます。

 

耳鼻咽喉科専門の神尾記念病院では、点滴の他に、混合ガス治療も行います。

 

炭酸ガスを吸うことで、内耳の血流をよくするのが目的です。

ハリ治療という手も

東京・新橋に一掌堂治療院という難聴専門のハリ治療院があります。

 

院長先生が、難聴で困っていた方で、難聴を専門に治療しているハリです。

 

院長先生はほとんど耳が聞こえない方なのですが、それをきっかけに難聴専門のハリ治療院を開業したそうです。

 

ハリ治療も、早期に通うのが大切です。

 

難聴になった当日〜1週間以内に行くのが理想で、遅くても3週間以内にこないと、効果は薄いようです。

 

 

急性低音障害型感音難聴だと、10回の治療(4日間通う)でほとんど改善されます。

 

早期に行けば、かなりの確率で聴力を取り戻せます

 

肩と首のコリをほぐして、ハリを刺すという方式です。

 

値段は高めですが、聴力を取り戻すことを考えれば、高くはないのではないでしょうか。

 

ステロイドの副作用がいやな方にもおすすめです。

 

医療費控除の対象ですので、確定申告すればちょっぴり税金が戻ってきます。

 

ハリはきちんと消毒されていますので、安心して受けられます。

 

ちなみに、私は低音性難聴を発病してから、5日目からハリ治療に行き、その一週間後に聴力は完全に回復しました。

 

ステロイドの点滴だけでは、聴力は回復しなかったかもしれません。

 

一掌堂治療院

 

突発性難聴まとめ

突発性難聴やメニエール病は、とにかく早期治療が大事です。

 

 

早期治療をしなかった人は・・・

 

知人で突発性難聴になった方がいるのですが、仕事が忙しくて、治療が遅れた人が一掌堂治療院行ったのですが、結局聴力は回復しなかったそうです。

 

武蔵野日赤病院でも
「もう少し早く来てくれれば治ったのに・・・」
と言われたそうです・・・。

 

突発性難聴の早期治療の大切さがお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

私は知人からこの話を聞いていたため、武蔵野日赤病院に行ったら、
「紹介状がないと診察できない」
と追い返されました・・・。

 

【早期治療が大事】と言いながら追い返すのは納得がいきませんね。

 

早期治療が必要な患者を追い返すような病院にお世話にはなりたくないので、紹介状がなくても行ける神尾記念病院に行きました。

 

 

発病後48時間以内に治療を開始すべきで、遅くても1週間以内に病院に行きましょう。

 

もし突発性難聴になってしまったら、学校や仕事を休んでも、耳鼻科専門の病院に行くべきです。

 

仕事と自分の聴力、どちらが大切でしょうか・・・。

 

聴力検査等をして、問題があれば、すぐに治療しましょう。

 

ハリ治療は、すぐに開始して良いと思います。

 

ハリ治療とステロイド点滴は、併用して問題ありません。

 

 

追記

「様子を見ましょう」
という医者はやめておきましょう。

 

子供の場合でも、早期治療でないと治らないようです。
1週間たつと、かなり回復しづらくなってくるそうです。

 

「地名+耳鼻科」
で検索して、口コミが良くて、突発性難聴に強そうな病院を探しましょう。

 

耳鼻科といっても、中耳炎治療が得意な人、手術が得意な人、など、得意分野は全然違うようです。
当然ながら突発性難聴の治療を行っているところ、できれば突発性難聴の治療が得意なところでないといけません。

 

 

病院に電話して、
・紹介状がなくても行けるか
・突発性難聴の点滴治療はやっているのか

 

を聞いてから行くと良いと思います。

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