まずは毛替えとは何か

毛替え

 

弓の毛替えとは何でしょうか?
まあ読んで字のごとくなんでございますが、
「毛替え(けがえ)した方が良いよー」
なんて先生に言われたりすることもありますよね。

 

<毛替えとは>

 

弓の毛を新品に取り替えることです。
弓の毛は、摩擦で消耗し、弾いているうちに毛が切れたりします。
古い毛で弾くと、音がスカスカになります。
なるべく、3〜6か月で毛替えをしましょう。

 

80万円以上の高価な弓を持っている人は、その辺の量販店で毛替えしないことです。
弓は消耗品であり、下手な毛替えは、弓を痛めてしまいます。
きちんとした職人にお願いすることです。

 

毛替えをした方が良い場合

毛替えをした方が良いかどうか、というのは、どのように判断したら良いのでしょうか?
ずっと毛替えしてないけど、毛替えした方が良いの?
なかなか分からないですよね。

 

そこで、毛替えをした方が良いケースについて、お伝えします。

 

<こうなったら毛替えしろ!>

 

1、毛がたくさん切れてしまった場合

 

弓の毛が少なくなったら毛替えをしろ!

 

弓の毛は、摩擦が続くので、切れる場合があります。
引っ張れば、簡単に切れてしまうので、当然といえば当然なのですが。
たくさん切れてしまうと何が悪いのでしょうか?

 

たくさん弓の毛が切れてしまうと、まず、弓への張力がアンバランスになり、弓が変形しやすくなる、というリスクが高まります。
毛が均等に張られていた方が、弓を消耗しにくい、ということがあります。
特に、高価な弓を持っている場合はなおさら気を付ける必要がありますね。

 

たくさん切れてしまうと、毛がたくさん使えないので、音が小さくなる場合があります。

 

 

2、元が手の油脂で汚れてしまう

 

弓の毛が黒くなる原因

 

弓の元が、汚れて黒くなってきたら、変えた方が良いですね。
あまりに黒いと、汚いので(笑)
まあ、演奏にはほぼ影響はありませんが。
常に親指が接している訳ではありませんが、弓を持っていると、当たりやすい場所ですね。

 

大体3か月以上使ったら、毛替えをされると良いと思います。

 

毛替えの頻度

毛替えをした方が良い頻度について、書いておきます。
これは、練習時間に大きくよるのですが・・。

 

毎日弾かないのであれば、半年〜1年に1回くらいで良いでしょうね。

 

毎日練習しているのであれば、3か月〜半年に1回は毛替えしましょう。
基本的には、大事な発表会や演奏会、コンクールの1週間〜2週間前くらいに毛替えをします。

 

私だと、本番の5日前〜10日前くらいに毛替えしますね。
どうしても日程が合わなければ、2日前に毛替えをしたりもしますが、あまり直前だと松やにが弓の毛になじむ時間が少ないので、可能なら5日前くらいには毛替えを完了していたいですね。
私は、弾く時間が長い(1日3時間以上)ので、2か月に1回は毛替えをしないと、間に合わないです。
お金持ちで、1週間に1回毛替えをしている、という方がいるそうですが、さすがにそれはやりすぎです。
毛替えは、弓を多少なりとも消耗する(毛を引っこ抜いたりするので、負担が多少かかります)ので、2か月に1回くらいが良いでしょうね・・。

 

弦も二か月に1回は張り替えますね。
割と早くだめになってしまうので・・。

 

どんな方でも、使う弓であれば
1年に1回は毛替えをしましょう

 

使わない弓であれば、毛替えをしても無意味ですが、普段使っている弓であれば、最低1年に1回は毛替えをしてください。
やはり古くなって消耗すると、よくありませんからね。
1年に1回なんて、私からすると少なすぎですが、大して弾かないなら1年に1回で十分でしょうね。

 

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久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン





弓は木の棒です。馬のしっぽの毛が付いています。バイオリン本体と同じで、シンプルな作りです。この馬の毛で、弦をこすります。では弓の張り方を見ていきましょう。

弓を張るわけですが、だいたい弓の真ん中で、毛が木から7〜8mmくらい離れるように張りましょう。張りすぎても、コントロールが難しくなります。張らな過ぎると、木が弦についてしまい、だめです。湿度で、弓の毛は変化するので、時々チェックしましょう(^_^)

右手親指の最重要ポイントは、”第一関節が曲がっていること”です。親指が反るのは、絶対ダメ!!弓の先に行っても、第一関節が曲がっているようにして下さい!

人差し指は、しっかりと圧をかける時に、大切な指です。人差し指なしに、強く大きい音は実現できません。強い音のカギを握っている指です。

中指は弓を持つ時に、親指と対になって支える指です。中指は船の舵を取るようなバランスするための指です。

お子さんに弓の持ち方を教える時に、”きつねさん”を必ずやります♪きつねさんを作って、やっと弓の持ち方を習得することが出来ます。きつねさんは基本!

一番重要なことを書きます。小指は、丸く使います。放っておくと、つっぱる指です。親指と小指はつっぱらないように、常にチェック♪

右手首は上から吊るように使います。弓を持ち上げるのも、右手首の仕事です。つままれているように、上から垂らすように手首使います。

バイオリンを弾く人の右肘はとても高くなりやすいです。力が少しでも入ることで、右肘が高くなります。力が入る→肘が上がる→音がつぶれるという典型的なパターンになります。右肘の問題は、右腕全体の脱力であったり、人差し指に力が入っている状態だと、もうほぼ100%肘が高くなります。右腕<前腕>の力を一段階フッと抜くと、それだけで右肘が下がりますぜひ試してみてくださいね♪

右肩が上がって演奏してしまうのは、よくないです。とにかく右肩を下げることで、腕がスムースに使えるようにします。そして力の伝達が無駄なく行えるようにします。

昨日、毛替えをしてきたので、その弓に松脂を塗っていきます。毛替えをしたら、松脂がついていないので、松脂を塗らなくちゃいけませんね。毛替えをすると、当然松脂は塗ってありません。お店によっては松脂を塗ってくれるところもあります。しかし、松脂にこだわりがある人は、違う松脂が毛に付くのを嫌がりますね。せっかくなので松脂が全くついてない状態で弾いてみたよ

弓の毛替えとは何でしょうか?まあ読んで字のごとくなんでございますが、「毛替え(けがえ)した方が良いよー」なんて先生に言われたりすることもありますよね。<毛替えとは>弓の毛を新品に取り替えることです。弓の毛は、摩擦で消耗し、弾いているうちに毛が切れたりします。古い毛で弾くと、音がスカスカになります。なるべく、3〜6か月で毛替えをしましょう。80万円以上の高価な弓を持っている人は、その辺の量販店で毛替...