楽譜が読める状態とは?

「楽譜が読める」
とはどのような状態を指すのでしょうか?

 

楽譜が読める、というのは、辞書の定義がある訳ではありませんが、
私たち音楽家にとって、”楽譜が読める”とはどのような状態を指すのか、お伝えしたいと思います。

 

楽譜が読めるとは、
音符を見てドレミファソラシドが分かる能力
のことをいいます。

 

楽譜を見て、すぐにドレミが分かるのが、楽譜が読める状態です。

 

「うーーーん・・・ド!」
と考えて分かるのでは、遅すぎるのです。

 

鈴木メソードでは、音符を見て”A線の0” ”E線の1”などと、
指番号を教えるそうです・・・。

 

これでは、永久に楽譜が読めるようになりません。
なぜドレミの階名で教えないのか!

 

指番号で教える=とりあえずバイオリンが弾ければ良いや、といういい加減な教育ですね。
根本的な音楽の力がつかない。

 

鈴木メソード出身の方は、楽譜を読むのが苦手な方が多いですね・・。

 

創始者の鈴木慎一先生の弟子は、ちゃんとドレミが読めるのに、
弟子の弟子は楽譜が読めない、ということが起きているそうです。

 

困ったものですねー。

 

鈴木メソードは、情操教育のためにバイオリンを習わせる、という経緯があります。
バイオリン奏者を育てるための教育ではなく、豊かな感性を育てることに主眼を置いています。

 

鈴木メソードの出身者は、音感が良い、ということがメリットです。
CDを聴いて、それを真似して弾く訓練を受けます。

 

だから、鈴木メソードの人は、早い段階で上手な音に耳が慣れている。

 

三浦文彰さんなど、世界的なバイオリン奏者でも、最初は鈴木メソードから始めた方も多数います(三浦さんは幼稚園時代のみ)。
バイオリンを始めるきっかけとして、鈴木メソードを利用するのは良いと思います(^-^)

音符を見て指番号しか分からない?

音符をみて、ドレミで理解しなければなりません。

 

「この音符はD線の1の指だ!」
と分かっても、楽譜の理解としては浅いです。

 

ミの音だな!と分からないと、バイオリン以外では弾けないわけですよね。

 

この音符はドの音だ→ドはA線の2の指
というプロセスで楽譜を理解すべきです。

 

「この音符はドの音だ」というのは、実際には音符を見た瞬間に分からなければいけないのです。

 

楽譜はどんどん流れていくのですから、1秒間に8つ以上の音をドレミで理解することが出来ないと!

 

「この音はえーーとドレミファ・・・ソだな!ソだからえーーと・・・D線の3の指だな!」
とやってたら日が暮れますよ・・・(^o^;)

 

音符が読めるなんて、記憶テストと同じなのですから、
ドレミをさっさと覚えましょう。

 

ドレミが読めないなんて、バイオリンをやるスタート地点にすら立っていない状態です(幼稚園児ならともかく)。
「ひらがなが書けない」のと同レベルです。

 

とにかくさっさとドレミが読める状態にしましょう。

 

バイオリン上達.comの教材


バイオリン上達.comの開発したアプリ<ドレミよめるよ>







久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン





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