臨時記号を正しく理解しよう!

#と♭

 

#や♭の臨時記号の意味が分からない?

 

#や♭などの臨時記号は、正しく理解しておかないと、まずいです。
小学生の2年生くらいまでに、きちんと学習しておくと良いでしょう。

 

臨時記号は一時的に音を半音あげたり、半音下げたりする記号です。
小節内だけに一時的に高くします。

 

#や♭のことを臨時記号といいます。
#は半音上げ、♭は半音下げます。

 

「ミ」の#は、「ファ」と同じ音です。

 

「シ」の#は、「ド」と同じ音です。

 

「ファ」の♭は、「ミ」と同じ音です。

 

ダブルシャープとダブルフラット

ダブル臨時記号

 

ダブルシャープは「×」のように書きます。

 

ダブルは全音(半音+半音)上げます。

 

全音上げると、ドの全音上なので、cisis(チシス・ツィシス)と言います。

 

ドのダブルシャープはレと全く同じ音です。

 

 

 

ダブルフラットは「♭♭」と書きます。

 

ダブルフラットは全音下げます。

 

「レ」のダブルフラットは「ド」の音と同じ音になります。

小節内であれば、同じ音に対して臨時記号は有効です

臨時記号の有効範囲

 

同じ小節内では、臨時記号は同じ音に対しては有効になります。

 

例えばソの音に#がついていると、その後に出てくる小節内の同じソは全て#がつきます。

 

↑ここが重要なので、よく覚えておいてください。

 

同じソの音なら!です。

 

ソの音でも、1オクターブ下や、1オクターブ上のソには、臨時記号は適用されません。

 

小節内で、同じ音に対してのみ、臨時記号が有効になります。

 

小節線を越えると、臨時記号の効果はなくなります(タイでつながっている時は臨時記号の効果が持続します)。

 

ナチュラル

ナチュラル

 

ナチュラルの記号は、#や♭を無効にします。

 

ドのナチュラルは、普通のド(#や♭なし)です。

 

同じ小節内であっても、#の後にナチュラルがついていたら、#がなくなります。

 

 

同じ小節内で、#がついていて、そのあと♭がついていたらその音はフラットの音です。

 

#がついていて、その後♭がついていたからって、半音上がってそこから半音下がるわけではありません。

 

フラットがついていたら、いつでもフラットなのです。
#ラ のあとに ♭ラ がでてきたら、 ナチュラル(?)のラの音ではなく、♭ラ なのです。

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