バイオリン演奏でありがちなビブラート
ビブラートはきれいにかけるのが難しい
という方はたくさんいます。
よくありがちな例を見ていきましょう。
幅が小さい
ビブラートの幅が小さい方がいます。
これは、最初から速くビブラートをかけようとしているからです!
力が入りすぎて、幅が小さくなるのです。
最初はゆっくりと、大きな動きで練習しないと、
良いビブラートは決してかかりません。
まずは、ポジションチェンジの練習をしてみましょう♪
腕からかからない
腕からビブラートがかからない、
手首から先しか動かない方がいます。
もちろん、手首からビブラートをかけよう、という方は、それで良いです。
手首からしか動かない原因は、ポジションチェンジの動きを練習していないことがあげられます。
ポジションチェンジは肘から先でしかできませんから、
まずは、肘から先が一本で動くように訓練しましょう。
最初から指が寝ている
ビブラートをかける前から、
指が寝ていると、倒れる幅が少ないので、
ビブラートがかかりにくくなります。
指の角度が変わることでビブラートがかかります。
まずは最初に指を押さえた時に、しっかりと指が立つように!
第二関節をしっかり立てるように意識しましょう!
バイオリン上達.comの教材
久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン
ビブラートをなぜかけるか、それは演歌歌手の歌を聴けば分かるかもしれません。ビブラートをかけることで、より音の起伏が出やすくなり、ゆたかな表現になります。一本調子で「あーーーーーーーーーーーーー」って歌う人はプロではいないですよね(*^_^*)初音ミクのようなロボット的な歌い方は、プロではないですよね?初音ミクは、声質が非常にきれいなので、ビブラートがかかっていなくてもフツーに聴けるのですよ(多分)...
ビブラートの動きについて、写真で細かく説明していきます。まずは指を押さえます。指をしっかりと立てるようにして下さい。指が寝ると、ビブラートがちゃんとかかりません。第二関節をしっかりさせるようにしましょう。左手首も反らないように!
ビブラートがある程度できるようになったら、今度はどのような速さでビブラートをかけるか、という事も考えたいです(^o^)ビブラートは音に表情をつけるものです。ビブラートの速度で、音の性格が変わります。ビブラートの要素は”速さ”と”幅”です。速さが決まれば、おのずと幅は決まるので、まずはビブラートの速さについて考えていきたいと思います。ビブラートの速さで、音の表情を変えていくのです。