絶対音感ってどんな能力?

「絶対音感、とは、全ての音がドレミで聴こえる能力だ」と思っている方も多いと思います。

 

でも、本当はそんなに万能な能力ではありません・・。
では、動画で絶対音感について、簡単に解説してみました。

 

 

 

救急車のサイレンやBGMは分かるけど、打撃音は分からないということですね。
では詳しく説明したいと思います。

絶対音感では「ドン!」という打撃音は、ドレミが分からない

太鼓や、物を落とした時の音、足音(靴の音)、花火の音など、打撃音は、絶対音感では聞き分けられません。

 

なぜなら、いろんな音程を含みすぎているからです。
そして、ドレミファソラシド以外の音でそれらが構成されている場合が多いのです。

 

ティンパニー(オーケストラの後ろで叩いている、白い太鼓)には音程がありますが、それ以外のドラムなどでは音程を聞き分けることはできません。

 

でも、グラスを叩いた音などは、音程が単一だったり、二重音くらいなので、聞き分けることができます。
お寺のお坊さんが叩く「チーーーーーン!」は音が分かりますね。

全ての音がドレミで出来ているわけではない!

この世の音は、ドレミ以外のたくさんの音があります。
ドは262ヘルツ
レは277ヘルツ
ですが、その間の269ヘルツだってあるし、272.8893ヘルツだってあります。

 

つまりドでもレでもミでもない、音程のない音の方が多いってことです!

 

無限に音は存在しますし、その組み合わせも無限にあります。
打撃音はドレミが分からない、ということを書きましたが、音程がない(ドレミにあてはまらない)ものが、何重にも鳴ったところで
「そんな音わかんねえよ!」ってことです(^-^)

 

つまり人間が作った効果音やBGMは音が分かる!

テレビやCMで使われる、人間が作った効果音やBGMはでドレミが分かる!ということです。

 

ファミリーマートの入店音も作曲されたものですし、電車のチャイムは作曲家がいます。
つまり、作られた音でないと分からないのですね。
テレビで流れているBGMは、ほぼ100%といっていいくらいドレミで出来ています。
ドラマの中で流れる音楽も、ドレミで分かりますね。つまり”耳コピができる”ってヤツです。

 

絶対音感はメロディーを聴いて、すぐにドレミで聞き分けられる能力ということです!

 

映画やドラマやゲームなど、楽譜で書かれているものをスタジオミュージシャンが弾いて、それがBGMとして流れています。
私個人だと、「あまちゃん」とか「ガンツ」の録音に参加したことがあります!!
自分が演奏したものがテレビで流れると、なんだか気分がいいですねー(^o^)

 

「ドレミファソラシド」は日本だけでなく、ワールドスタンダードなんですね。
日本の国歌だって、アメリカ国歌だってイギリス・ドイツ国歌だって、みんなドレミで出来ています。
インドカレーで流れている、インドっぽい曲だってドレミで出来ています。

 

ドレミが分かるというのは、世界共通言語が分かる、と言えるかもしれません(^-^)

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久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン





指を押さえると、音が高くなります。それはなんとなく知っていますが、でもなんで?チューニングでも、糸巻きを巻けば、音が高くなったり低くなったりしますよね。それはなぜでしょう?

半音階は、1オクターブを12分割した音程です。「ド #ド レ #レ ミ ファ #ファ ソ #ソ ラ #ラ シ ド」の音階です。ドの音から始まらなくても、半音の幅なら半音階です。例えば「レ #レ ミ ファ #ファ ソ #ソ ラ #ラ シ ド #ド レ」「#ファ ソ #ソ ラ #ラ シ ド #ド レ #レ ミ ファ #ファ」も半音階です。

「絶対音感、とは、全ての音がドレミで聴こえる能力だ」と思っている方も多いと思います。でも、本当はそんなに万能な能力ではありません・・。では、動画で絶対音感について、簡単に解説してみました。救急車のサイレンやBGMは分かるけど、打撃音は分からないということですね。では詳しく説明したいと思います。

バイオリンにはポジションがあります。低いポジション(第一ポジション)では低い音が、高いポジション(第10ポジション)では、高い音が出ます。ポジションが上がれば、高い音になります。ポジションは、音程の取りにくいバイオリンで生まれた、概念のようなものだと思ってください。

第一ポジションは「ファーストポジション」とも呼びます。一番下の音が出ます。まずは、この第一ポジションを徹底的にマスターしましょう。バイオリン演奏において、一番使用頻度が高いのが、第一ポジションです。これが出来れば、鈴木バイオリン教本の2巻までは弾けます!

第一ポジションの次は、第三ポジションを練習します。第二ポジションは少し難しいので、第三ポジションを練習した後に練習すると、少し楽になります。第三ポジションは「サードポジション」とも呼びます。サードポジションがとれるようになると、ほとんどの曲が弾けます!ぜひサードポジションは重点的に極めましょう♪

セカンドポジションは最も不安定なポジションです。親指はネックの真ん中あたりだし、小指の付け根も楽器に触れないし、とても音程を取りづらいポジションです。ゆれる電車でつり革につかまれない時のような、あの不安定感!プロだろうが、外す時は、思いっきり音程を外します!

ポジション移動で大切なことはたくさんあるのですが、まずは”4の形が崩れない”ことですね。4の形を保つために、ポジションを移動するので、なんとしてでも左指の形だけは変えないようにしましょう♪

ポジション移動をすると、バイオリンの位置が変わってしまう。これは良いことなのでしょうか?うーん。

指をしっかり押さえながらでは、ポジション移動がぎこちなくなります。ちょっとしたコツですが、慣れれば当然こうやるようになります。では細かくみていきましょう♪

第三ポジションを抜けて、第四ポジションを見ていきましょう。だんだん本格的になってきますね♪音は「レミファソラシドレミファソラシドレミ」です!

第五ポジションまでくると、弾ける曲がかなり増えます♪音域が広がるので、「チャルダッシュ」のような技巧的な曲も弾けます。「情熱大陸」は第四ポジションまでなので、もちろん弾けますよ♪

ポジション感覚とは、音程をとるために、ポジションに移動する感覚です。どの音に行くにしても、次はどのポジションにいくのか、意識出来た方がいいです。「なんとなく上の方・・・」だと、音程を正確にビシッととるのは出来ません。「次は第三ポジションにいく」と意識してからポジションを移動しましょう♪高いポジションであっても、「今何ポジションか?」即答できないといけません。10ポジションなのか、9ポジションなのか...

第六ポジションまでくると、ちょっと上級向けな感じですね(^-^)初心者の方には、難しいかもしれません。第五ポジションまで練習してからでもいいかもしれませんね♪

第七ポジションまでくれば、オーケストラの1stバイオリンのほとんどは弾けます!straussとかだと、12ポジションまで使ったりするんですが、ほとんど超音波に近いですね。。。第七ポジションが出来ると、ヴィルトゥオーゾな感じが高まります!

第8ポジションまでくると、もうかなりハイレベルです♪かなりハイポジションに慣れている頃じゃないでしょうか。なんとなく上の音も取れるようになりつつあると思います。

第9ポジションまでくると、かなり感覚を掴むのが難しくなってきます。だんだん訳わかんなくなってきます(^-^)でも奇数ポジションなので、なんとなくとりやすい感じがあります。バイオリンでは、基本的に奇数ポジションの方がとりやすい感じがありますね。第2・第4ポジションよりも、第1・第3・第5ポジションのほうがとりやすいですよね。第9ポジションまで高くなってくると、とりやすいポジションとまではいきませんが...

第10ポジションは、第3ポジションの1オクターブ上です。2番目に練習するのが、サードポジションなので、その1オクターブ上までくると、なんだかかなり上達したのを実感できますよね。ここはかなりハイポジションなので、難しく感じるかもしれません。でも、ここまで取れるようになると、怖いものなしですね♪

第11ポジションは、1の指と4の指がフラジオの音です。第4ポジションの1オクターブ上の音です。4の指が解放弦のちょうど2オクターブの音になります。

第12ポジションは5ポジションの1オクターブ上です。ここからは、かなり音が出しにくいゾーンです。あまり練習する必要はないのかな?とも思いますが、12ポジションまでは使うことは普通に使うので、とりあえず練習してみていいのかな、と思います。

ポジション移動の練習では、セブシック(シェフチーク)のop.8をやると良いでしょう。ゆるやかにポジション移動しますが、第7ポジションまで練習するので、結構難しいですよ!

バイオリンの音程がとれなくて、悩んでいる方向けの、練習法です。実際に私が実践していて、音程感覚が飛躍的に良くなりましたので、ぜひ皆さんにもやってもらいたい練習法です。毎日練習すれば、必ず音程が取れるようになります。毎日やらないと、身に付きません。ではさっそく楽譜を見てみましょう。1段ずつポジションを上がっていきます。ポジションはドレミファソラシドの音名単位でポジションがあがります。1段目は第1ポジ...

バイオリンで、何が難しいって、やっぱり左手で音程を取らなくちゃいけない、ということですよね。音程が合っていないと、すぐに分かるし、あまり上手じゃなく聴こえてしまう・・。ピアノだったら、そんなことはないのですが、バイオリンというやつは、奏者の悪いところまで全て表現しようとしてくれます(笑)・ボーイングが固ければ、しっかり固い音を出す。・音程が悪ければ、音程の悪い音を出す。演奏者の悪いところを全部表現...

「正確な音程がよく分からない」という方がいます。音程の訓練を受けていない、アマチュアでバイオリンを始めた方には、なかなか良い音程がわかりづらいですよね。でも、”音のうなり”を聞けば、誰でも正しい音程が取れるんですよ(^o^)音のうなりはなぜ発生するのか!音のうなりは、音のぶつかりあいです。写真では伝わるわけはないので、とにかく動画を聴いてください!!動画で「うねり」と言ってますが、「うなり」が正し...

バイオリンというのは、音程を自在に操れる楽器です。ピアノと違って、簡単に音程を変えられます。だから音程を外しやすいともいえます(^o^)「導音を高めにとるように」と指導を受けたことがある方はいますでしょうか?私は、毎週言われていました(笑)導音を高めにとる、というのは、よく言われる指導ではあるのですが、どれくらい高めにとれば良いのか分からないですよね。

バイオリンのチューニングには順番があります。チューニングの順番は、音大生はみんな知っていますが、アマチュアの方だと知らない方が多いです・・。チューニングの順番は、どんなに上手い人でも、同じです。音程がどうこう以前に、調弦がきちんと出来ていないと話になりません。プロを目指すなら、遅くても小学3年生までに、調弦が完全に出来る状態にしておくべきです。「アマとプロの差は、調弦(チューニング)にある」といっ...

音を聴いて、5度がしっかりハモッているか、聴いてみて下さい。コツはうなりを聴くことです。うなりが少なくなったものが、正解です。速いうなりが聞こえたら、全然調弦が合っていません。速いうなりがだんだんゆっくりになり、最後には知覚できないくらい、うなりがゆっくりになっていきます。よく聴いてみてください。バイオリンを長くやっている方は、今すぐチューナーを叩き割って、5度調弦に切り替えましょう。