音のうなりを聞いて、正しい音程と正しいチューニングを!

「正確な音程がよく分からない」
という方がいます。

 

音程の訓練を受けていない、アマチュアでバイオリンを始めた方には、
なかなか良い音程がわかりづらいですよね。

 

でも、”音のうなり”を聞けば、
誰でも正しい音程が取れるんですよ(^o^)

 

音のうなりはなぜ発生するのか!

 

音のうなりは、音のぶつかりあいです。

 

写真では伝わるわけはないので、
とにかく動画を聴いてください!!

 

 

 

動画で
「うねり」と言ってますが、
「うなり」が正しいようです。

 

ウィキペディアに書いてありました。

 

「音程がうねってるから、うねりだろ!」
と思ってました(^o^)

 

20年間勘違いしてたぜ!

よく響く音程<物理の時間>

よく響く音程は、どんなものでしょうか?

 

物理の時間です!!

 

でも私は物理は苦手だったんで難しい話はできません。

 

物理って、数学ができないと、解けないしね。

 

私の高校(成蹊です)は、周りが頭良かったんで、
勉強についていけませんでした・・。

 

1学年に、10人東大、40人慶応、40人早稲田、って感じで進学してます。

 

私もそれなりに勉強はしていたんですが、本当に頭が良い奴には敵わないですねー。

 

マジで!頭の構造が違うんですよ。

 

もちろん勉強量も圧倒的でしょうけどね。

 

エリートの彼らより、自分が優れているのは、音感くらいでした(笑)

 

音大生って、楽器しか弾けない音楽バカだからね(^o^)

 

 

<良い音程・響く音程とは>

 

よく響く音程とは、
整数比のヘルツ同士が、和音で重なった時です。

 

440ヘルツ(ラ)と、880ヘルツ(高いラ)なら
1:2の比率です。

 

1オクターブは、全て1:2のヘルツ(振動数)の比率になります。

 

ミと高いミ、ドと高いド、シと高いシなど、すべて1:2です。

 

440ヘルツ(ラ)と、660ヘルツ(ミ)なら、
2:3の比率です。

 

2:3は、完全5度です。

 

ドとソ、レとラ、ミとシ、ファとド、などは完全5度、2:3のヘルツの比です。

 

他にも
3:4(完全4度)
4:5(長3度)
5:6(短3度)

 

2:5(長10度)
3:5(長6度)
なども響きます。

 

ですが、
1:1(ドとド、などの、同じ音同士)
1:2(ドと高いド、など、1オクターブ違い)
といった、簡単な整数比の和音が響くのです。

 

7:39のような、複雑な音程は、全く共鳴しないのです。

 

5:6といった、短3度の和音も、そんなには共鳴しやすくはないですね。

 

やっぱりオクターブの調和した響きは綺麗です。

 

ドの倍音と、高いドの倍音は、同じなので、
よくよく溶け合うのです。(言っている意味が分からない?)

 

音っていうのは、その音だけでなく、高い周波の音<倍音>も含むのですよ。

 

フラジオも、その音の倍音が鳴っているのです。

 

「レ」と弾いただけでも、その音の中に「高いレ」や「超高いレ」の音も含まれているのです。

 

高い周波の音、つまり倍音が同じ音なので、調和して聞こえるのです(ますます分からない?)

 

 

色々と理屈を書いていますが、
「ハモるかどうか」っていうだけの、単純な話ですよー。

うなりはなぜ発生するのか

うなりは、この1:2の振動比が、1:1.9など、複雑な比率になった時に発生します。

 

この1の周波と、1.9の周波がぶつかって、
規則的なうなりを呼ぶらしいです。

 

音は空気の振動ですからね。

 

大きい音はローソクの火も消します。

 

空気同士がぶつかってあーだこーだするんでしょう。

 

 

 

良い音程とは、1:1や、1:2に限りなく近い音程です。

 

厳密には1:1.99などになるんでしょうが、
人間に聞こえなければ良いわけです。

 

開放弦と、良く共鳴する音程が、良い音程です。

 

2つの音を同時に弾いて、このうなりが聞こえるようになると、
耳の性能が、5段階くらいアップしますよ(^-^)

 

音程が怪しいな、と思ったら、開放弦と一緒に弾いて、
うなりが出ないか、確認してみましょう!

 

言葉にすると、とってもややこしい、
”音のうなり”の説明でしたー。

 

理屈より、動画で聴いた方が分かりやすいですよねー。

 

うなりが分からない人は、3回聞いてね(^-^)

バイオリン上達.comの教材


バイオリン上達.comの開発したアプリ<ドレミよめるよ>







久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン





指を押さえると、音が高くなります。それはなんとなく知っていますが、でもなんで?チューニングでも、糸巻きを巻けば、音が高くなったり低くなったりしますよね。それはなぜでしょう?

半音階は、1オクターブを12分割した音程です。「ド #ド レ #レ ミ ファ #ファ ソ #ソ ラ #ラ シ ド」の音階です。ドの音から始まらなくても、半音の幅なら半音階です。例えば「レ #レ ミ ファ #ファ ソ #ソ ラ #ラ シ ド #ド レ」「#ファ ソ #ソ ラ #ラ シ ド #ド レ #レ ミ ファ #ファ」も半音階です。

「絶対音感、とは、全ての音がドレミで聴こえる能力だ」と思っている方も多いと思います。でも、本当はそんなに万能な能力ではありません・・。では、動画で絶対音感について、簡単に解説してみました。救急車のサイレンやBGMは分かるけど、打撃音は分からないということですね。では詳しく説明したいと思います。

バイオリンにはポジションがあります。低いポジション(第一ポジション)では低い音が、高いポジション(第10ポジション)では、高い音が出ます。ポジションが上がれば、高い音になります。ポジションは、音程の取りにくいバイオリンで生まれた、概念のようなものだと思ってください。

第一ポジションは「ファーストポジション」とも呼びます。一番下の音が出ます。まずは、この第一ポジションを徹底的にマスターしましょう。バイオリン演奏において、一番使用頻度が高いのが、第一ポジションです。これが出来れば、鈴木バイオリン教本の2巻までは弾けます!

第一ポジションの次は、第三ポジションを練習します。第二ポジションは少し難しいので、第三ポジションを練習した後に練習すると、少し楽になります。第三ポジションは「サードポジション」とも呼びます。サードポジションがとれるようになると、ほとんどの曲が弾けます!ぜひサードポジションは重点的に極めましょう♪

セカンドポジションは最も不安定なポジションです。親指はネックの真ん中あたりだし、小指の付け根も楽器に触れないし、とても音程を取りづらいポジションです。ゆれる電車でつり革につかまれない時のような、あの不安定感!プロだろうが、外す時は、思いっきり音程を外します!

ポジション移動で大切なことはたくさんあるのですが、まずは”4の形が崩れない”ことですね。4の形を保つために、ポジションを移動するので、なんとしてでも左指の形だけは変えないようにしましょう♪

ポジション移動をすると、バイオリンの位置が変わってしまう。これは良いことなのでしょうか?うーん。

指をしっかり押さえながらでは、ポジション移動がぎこちなくなります。ちょっとしたコツですが、慣れれば当然こうやるようになります。では細かくみていきましょう♪

第三ポジションを抜けて、第四ポジションを見ていきましょう。だんだん本格的になってきますね♪音は「レミファソラシドレミファソラシドレミ」です!

第五ポジションまでくると、弾ける曲がかなり増えます♪音域が広がるので、「チャルダッシュ」のような技巧的な曲も弾けます。「情熱大陸」は第四ポジションまでなので、もちろん弾けますよ♪

ポジション感覚とは、音程をとるために、ポジションに移動する感覚です。どの音に行くにしても、次はどのポジションにいくのか、意識出来た方がいいです。「なんとなく上の方・・・」だと、音程を正確にビシッととるのは出来ません。「次は第三ポジションにいく」と意識してからポジションを移動しましょう♪高いポジションであっても、「今何ポジションか?」即答できないといけません。10ポジションなのか、9ポジションなのか...

第六ポジションまでくると、ちょっと上級向けな感じですね(^-^)初心者の方には、難しいかもしれません。第五ポジションまで練習してからでもいいかもしれませんね♪

第七ポジションまでくれば、オーケストラの1stバイオリンのほとんどは弾けます!straussとかだと、12ポジションまで使ったりするんですが、ほとんど超音波に近いですね。。。第七ポジションが出来ると、ヴィルトゥオーゾな感じが高まります!

第8ポジションまでくると、もうかなりハイレベルです♪かなりハイポジションに慣れている頃じゃないでしょうか。なんとなく上の音も取れるようになりつつあると思います。

第9ポジションまでくると、かなり感覚を掴むのが難しくなってきます。だんだん訳わかんなくなってきます(^-^)でも奇数ポジションなので、なんとなくとりやすい感じがあります。バイオリンでは、基本的に奇数ポジションの方がとりやすい感じがありますね。第2・第4ポジションよりも、第1・第3・第5ポジションのほうがとりやすいですよね。第9ポジションまで高くなってくると、とりやすいポジションとまではいきませんが...

第10ポジションは、第3ポジションの1オクターブ上です。2番目に練習するのが、サードポジションなので、その1オクターブ上までくると、なんだかかなり上達したのを実感できますよね。ここはかなりハイポジションなので、難しく感じるかもしれません。でも、ここまで取れるようになると、怖いものなしですね♪

第11ポジションは、1の指と4の指がフラジオの音です。第4ポジションの1オクターブ上の音です。4の指が解放弦のちょうど2オクターブの音になります。

第12ポジションは5ポジションの1オクターブ上です。ここからは、かなり音が出しにくいゾーンです。あまり練習する必要はないのかな?とも思いますが、12ポジションまでは使うことは普通に使うので、とりあえず練習してみていいのかな、と思います。

ポジション移動の練習では、セブシック(シェフチーク)のop.8をやると良いでしょう。ゆるやかにポジション移動しますが、第7ポジションまで練習するので、結構難しいですよ!

バイオリンの音程がとれなくて、悩んでいる方向けの、練習法です。実際に私が実践していて、音程感覚が飛躍的に良くなりましたので、ぜひ皆さんにもやってもらいたい練習法です。毎日練習すれば、必ず音程が取れるようになります。毎日やらないと、身に付きません。ではさっそく楽譜を見てみましょう。1段ずつポジションを上がっていきます。ポジションはドレミファソラシドの音名単位でポジションがあがります。1段目は第1ポジ...

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音を聴いて、5度がしっかりハモッているか、聴いてみて下さい。コツはうなりを聴くことです。うなりが少なくなったものが、正解です。速いうなりが聞こえたら、全然調弦が合っていません。速いうなりがだんだんゆっくりになり、最後には知覚できないくらい、うなりがゆっくりになっていきます。よく聴いてみてください。バイオリンを長くやっている方は、今すぐチューナーを叩き割って、5度調弦に切り替えましょう。