バイオリンの鑑定書にだまされるな!
バイオリンだけでなく、ダイヤモンドなど、高価なものには鑑定書がつくものがあります。
バイオリンでも、高価なものには鑑定書がつきます。
100万円を超えるものでは、鑑定書が欲しいかな、と思います。
300万円を超えるなら鑑定書は必須ですね。
「芸大事件」、なんてあったじゃないですか。
バイオリンを買うのであれば、自分は常にだまされている、と思いながら買うべきです。
例え自分が音大を出たプロであっても、必ず信用できる意見をなるべく多く聞きましょう。
独断はマジでヤバイです!
「この人は信用できる人だから・・・」
と、鑑定書なしで購入するのは危険すぎます(アホです)。
”信用できる”のと”適正な値段で買う”のは別問題ですし、信用できそうな人ほど危ないんです。
バイオリンで100万円というのは、決して高価な部類ではありませんが、死ぬ気で働いたお金を使う訳ですから、安い楽器であろうと甘くみてはいけません。
確かに鑑定書はお金がかかりますが、鑑定書なしに、安い偽物のバイオリンを掴んでは、節約でもなんでもありません。
「このバイオリンは人気だからすぐなくなっちゃうよ・・」
なんて言葉に足元をすくわれないように、慎重に時間をかけて選んでくださいね(^-^)
押し売りされたら、それはほぼ確実に偽物です。
なにか買わなければいけないプレッシャーを感じたのであれば、やめた方がいいです。
「芸大の教授の○○先生に絶対に買うなって言われた」
「ちょっとお金を捻出するのがどうしてもできなくなってしまった」
「親が失業してしまったからお金が必要」
「遺産トラブルでお金がなくなってしまった」
「無料なら買います」
など断る理由はなんでもいいじゃないですか(^-^)
本当に良い楽器なら、絶対に売れるのですから、「自分が買わないと楽器屋さんに悪い」なんて思わないことです。
自分のお金は自分で守らないといけませんよ。
鑑定書はイタリア語です
バイオリンの鑑定書はイタリア語で書かれています。
Eric Blotの鑑定書が世界で一番信用できると言われています。
600万円以上の楽器ならEric Blotの鑑定書がついていないなんて、論外です!
「Eric Blot(エリックブロット)の鑑定書が付いたら買う」
とハッキリ言いましょう。
鑑定が難しい楽器だとEric Blot(エリックブロット)の鑑定書はつきません。
そういう楽器は買わないことです。
Eric Blotでもまれに誤判定はありますので、気を付けてください。
「ふぁにょーら」という楽器で、Eric Blotの誤鑑定書付きのバイオリンがあるそうです。
買った方はご愁傷様でした・・。
これ書いたらまずいんかな?
Eric Blotなら普通は99%大丈夫ですけどね。
私のバイオリンも、Eric Blotの鑑定書が付いているものを買いました。
鑑定書だけでなく、信頼できる楽器屋(バイオリンを見る目がある人)さんにも、話を聞くと良いですね。
バイオリンを売る奴って悪い奴が本当に多いんで、良い楽器屋なんて限られてますけどね。
鑑定書で見るポイント
鑑定書で見るべきポイントがあります。
それは”全て”です。
文字はすべて辞書片手に読み、一語一句必ず訳します。
写真は、現物と比べて、相違がないか確認します。
キズだったり、木の模様が同じ場所にあるか、確認します。
表板、裏板はもちろん、横板、渦巻きなど板は全て確認します。
この鑑定書の確認を嫌がるのであれば、何かを隠そうとしているか、偽物であるとバレたくないのか、疑うべきです。
高価な買い物ですから、鑑定書を読むのは当たり前です。
最低でも鑑定書のコピーを取ってください。
読めないなら私に鑑定書のコピーを送って下さい(高額コンサル料払えば訳してあげます笑)。
イタリア語が分かるだけではだめで、鑑定書を訳したことのある人でもない限り、鑑定書を見ても分からないですけどね。
イタリア留学経験のある声楽の人にバイオリン鑑定書を見せても、まるでだめってことです。
とにかく一字一句訳す、写真を全て確認する、のが第一です。
写真に割り印があるか?
鑑定書のバイオリンの写真に割り印があるか、確認しないといけません。
実はこれは私の失敗談でもあります・・。
ペラペラで今にもはがれそうな写真がついた、鑑定書付きのバイオリンを買ってしまいました。
割り印がない=写真をすり替えられる、ということです。
鑑定家は
「コノ写真のバイオリン、私見たのとチガウヨー」
と言い逃れができるのです。
「写真をすり替えられてる!」
「この写真のバイオリンに出した鑑定書じゃないよ」
とかそんな言い訳です。
そういう鑑定家は、犯罪に加担しているのに等しいんですけどね。
間違いなく、わざと割り印を押していないので。
鑑定家の責任で、割り印が押されるべきなのです。
割り印が押されると、鑑定書と写真が一体となり、写真が二度とはがれなくなります。
紙にもしっかり割り印の跡が克明に残ります。
エリックブロットの鑑定書は、触っても、デコボコがはっきりわかります。
鑑定書の写真に割り印があるのは、非常に大切です。
割り印のない鑑定書には1円の価値もない
と覚えておいてください(^-^)/
何度も言いますが、読めないならコピーを送ってください。
別に誰かに情報を漏らしたりはしないんで。
バイオリン上達.comの教材
久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン

このページは、100万円以上のバイオリンを購入する方向けです(^-^)しょっちゅう詐欺の話を聞くので・・。私もかつて、ベルナルデルの偽物を買いました(笑)買ってしまうと、かなり面倒なのよね・・。あらゆる手を尽くして、返金させましたが、100万円くらい失いました(300万円で買い、200万円返金させた)・・。バイオリンの価値、値段というのはなかなか分かりません。ほとんど売り手の言い値で値段が決まる側...

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