2016年日本クラシック音楽コンクールの全国大会を審査



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2016年日本クラシック音楽コンクールの全国大会

2016年12月、日本クラシック音楽コンクールの全国大会【小学校5・6年生】の審査をしてきました。

 

今年も極めてハイレベルで、熾烈なコンクールであることが、大変よく分かります。

 

参加者全員に並々ならぬ才能があり、審査は非常に難しいです。

 

小学校5年生

小学校5年生は17人の参加者がいました。

 

とても才能がある人が、何人もいました。

 

今年のヴィエニャフスキー国際コンクールのインタビューで、ザハールブロン氏は

 

「私個人の意見ではあるが、コンクールではその場の演奏だけでなく、潜在能力まで見るべきではないか。」

 

ということを、語っていましたね。

 

私も、潜在能力がありそうな人には、ほんの少し高めに点数をつけたりしています。

 

日本クラシック音楽コンクールは86点以上が入賞なので、自分に86点以上をつける人が何人いたのか、が結果を見る際のポイントになります。

 

 

ですが!コンクールで演奏した時点で良い演奏ができないと、入賞は難しいです。

 

潜在能力はありそうだが、まだ能力をあまり出し切れていない、能力の出し方があまりわかっていなそう、という人もいて、もったいなさを感じることもありました。

 

潜在能力があり、コンクールでの演奏が本当に上手な方には、入賞がなされました。

 

小学5年生だと、これからの成長次第で、いくらでも伸びていくことができるので、皆さんの成長が楽しみです。

 

小学6年生

小学校6年生は12人いました。

 

全体的に、安定感のある演奏が多く、非常に落ち着いた気分で聴けました。

 

 

小学6年生だと、身体的に大人に近い子と、まだまだ子供体系な子とで、体格的なハンディキャップはあったように思います。

 

当然ながら、大きい体格の子の方が、楽に大きい音が出ますので・・・。

 

2人入賞が出ましたが、一人は、一般的な芸大生・桐朋生も超えるレベルでした。

 

審査員の中でも、彼女より弾ける人はいないかもしれない、というくらい、本当に国際的に通用するレベルの方がいました。

 

審査員は演奏技術というより、演奏を判断する耳があるから、審査しています。

 

別に参加者と競う必要性はないのですが、あまりに上手い人が出てくると審査しているのが申し訳なくなってきます。

 

どの世代にも、本当の天才は1人2人は当然いるので、大人より上手い人がいて当然といえば当然ですネ。

 

 

私が2回ほどレッスンした子も出場していたようで(私は目が良くないため参加者の顔が見えなかったので気づかなかった)、とてもうまくなっていました。

 

もう少しで入賞だったのですが、クラコンは入賞が出にくいので仕方ないですね。

 

日本クラシック音楽コンクールについて思うこと

日本クラシック音楽コンクールは、とても良いコンクールですが、もう少し事務所側からも入賞者が出やすい雰囲気を作ってもよいのかなと思います。

 

入賞を逃したことで、バイオリンの道を諦めてしまう子もいます。

 

 

「(入賞できなかったのもあって)バイオリンは趣味でやっていくことにします」

 

と、今回の参加者から連絡をいただきました。

 

コンクールの結果は、審査員やコンクール事務局が思っている以上に、参加者の人生に大きな影響を与えているようです。

 

入賞でなくても、奨励賞(点数が85点超え86点未満など)のようなものを設けても良いのでは。

 

コンクールに向けて、参加者は何か月もかけて努力し、コンクールで何も結果が出ないとやっぱりやる気が失われやすいです。

 

日本クラシック音楽コンクールの2位などの、その時の最高位をとった人は、実質的な1位です。

 

最高位をとった人には、審査員特別賞などもあわせて受賞していただいてもよいのでは・・・。

 

あくまで私個人の意見ですが。

 

 

参加者の皆さんも、コンクールの結果に左右されずに、ハガネの精神で、バイオリンを続けていっていただければと思います。

 

コンクールに入賞できなかったこと程度でバイオリンが続けられなくなるなら、遅かれ早かれ挫折の時が来ると思いますので・・。

 

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