2014年日本クラシック音楽コンクール全国大会の審査しました



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全国大会クラシック音楽コンクール小学校の部

2014年12月24日、葛飾シンフォニーヒルズで行われた、日本クラシック音楽コンクールの小学校低学年・中学年の部を見て(審査員です)きました。
今回は全国大会ですので、予選・本選を勝ち抜いた、選りすぐりのメンバーが全国大会に進んでいます。

 

 

正直、レベルが凄まじく高くて、驚愕しました。
小学校1年生から4年生まで、27人の審査をしました。

小学校1年生

小学校1年生がとにかく上手かったです。
参加者は5人です。

 

もう少し右肩の力が抜けたら良いなあ、と思う子もいました。
でも小学1年生ですので、将来が末恐ろしい子たちばかりです。

 

入賞した子は、すでに大人の演奏レベルに達していました。
この段階ですでに完成されているので、あとは体が成長してフルサイズのバイオリンを持てばそれで完成!と思いました。
テクニックができちゃう子は、コンクールで強いですね。
あれは反則的な才能ですわ。

 

ほとんどの子はまだまだ体が出来上がっていない頃なので、体の成長度合いでも、差がつきますね。
体が大きい子の方が有利だと思います。
運動神経が良くて、頭の良い子が、上手いですね。

 

マネが上手な子も有利です。

 

しかし入賞できなかった子も、全員将来性はとても高いと思います(お世辞ではなく)。
無理に難曲をやるより、堅実にレベルアップしていってもらいたいです。

 

弾けないくらい難しい曲を弾いて、変なクセをつけては大変ですからね。

小学2年生

小学2年生は6人参加です。

 

ラロのスペイン交響曲やパガニーニのバイオリン協奏曲を弾いている子がそれぞれ4位になりました。

 

だからといって、「うちの子ラロやらせなくちゃ!!」と焦る必要はないと思います。
その子の進度にあった曲をやらないと、あとあと才能が伸びていかなくなります。

 

どうしても難曲をやる子に点数がつきやすいので、親御さんは焦ると思うのですが・・・。

 

ラロの後に、ヘンデルとかだと、どうしても点数がつきづらいです。
ラロだと、本来小学校5年生以上で弾く曲です。

 

パガニーニの子はほんの一瞬ミスをしたのですが、その後の復帰の仕方がとても自然でした。
ミスした事を顔に出さなかったので、とても良いです。

 

今回入賞した子たちは、早熟の子ばかりですね。
こういう子たちは、どんどん難しい曲をやった方が良いと思います。

 

早熟でないタイプは、地道に良い練習を積み重ねて、基礎力を高めましょう。
私も早熟天才タイプではないので、ラロのように難しい曲は中学生以降で初めて弾いています。
大人になった時に上手であることが大切ですから、今入賞できなかったとしても、全く気にする必要はありません。
そもそも全国大会に行けている時点で、圧倒的な才能の持ち主です。

小学3年生

小学校3年生は11人いました。

 

曲のレベルが一気に上がりますね。
ブルッフ3人、サンサーンス2人、メンデルスゾーンまでいました。
曲で差がついてしまうのはかわいそうだなと思います・・。

 

ただ曲が進んでいる子は、幼少期から凄まじい努力をしているはずです。
どうしても進度の差が出てしまうのはしょうがないですね。
学校の勉強と違って、小学校1年生の時に小学校3年生レベルの勉強をしても良いわけです。
飛び級的な才能教育を受けていると、低学年では強いです。

 

しかし焦る必要はありません。
堅実に今やっていることをこなしていけば、絶対に良いバイオリニストになれます。

 

サンサーンスで入賞された方は、かなりスター性があると感じました。
最初の出だしの音だけ、どうしても発音が許せなかったですが、天才系だと思います。
ボーイングのレベルが、今回の参加者の中でぶっちぎりに高かったです。私の好みの弾き方だったという可能性もありますが。

 

他の2人も大人のレベルに達していると思います。
とても良い練習をされていて、先生のレベルも高いのが分かります。
細かい改善の余地もありますが、そん中そこらの音大生には負けない実力がすでにあります。

 

出場者全員に言えるのですが、年齢相応よりも、かなり高いレベルにあると言えます。
小学3年生ですが、全員がすでに小学校4年5年6年、またはそれ以上のレベルに達しています。

小学校4年生

今回一番審査が難しかったのが、4年生です。
4年生は15人です。

 

非常に実力が拮抗していたと思います。
みんなハイレベルで、甲乙つけがたい。
音程合ってて当たり前、ボーイングもみんな上手、音楽性も良い。
その中での比較なので、非常に頭が痛くなりました。

 

予選や本選は、@天才、A上手い子、B普通、C下手、D始めたばっかり?、のように判断がしやすいので、分かりやすいです。
全国大会は天才と上手い子のトップ集団です。
超上手い子達の中で、甲乙を無理やりつけるのは、心苦しいし、難しいです・・・。

 

私はほとんどの子に入賞できる点数(86点以上)をつけています。
たまに85点もつけてはいるのですが、あくまで相対評価であって、全員入賞してもおかしくない実力だったと思います。

 

もしかしたら、ブルッフやラロは聴き疲れているので、ヴィエニャフスキの方が点数つきやすいかも(^-^)?
コンクールでは、ヴィエニャフスキは上手く見えやすい、というのもあります。

 

モーツァルトのバイオリン協奏曲を弾いていた方は、音の処理がとても上手でした。
ほんの少しだけ音程が高めだったので、音程を正確にとることを重視する審査員だと、マイナス評価になりえるかな、とも思いました。
音感が悪い音程の取り方ではないので、すぐに直せる類のものです。
周りが超絶技巧をしている中で、モーツァルトでの入賞は素晴らしいです。

 

ブルッフやラロを弾いている子も全員上手だったのですけどね・・・。
入賞もっと出ても良かったと思います。

 

入賞した子は確かにその中でも飛びぬけていたように感じましたが、そのほかの子も全く見劣りするところはないと思います。

 

 

 

今回の全国大会について

とにかくレベルが高かったです。
私は全国大会は、初めて見たので、ショッキングなレベルの高さでした。

 

全国大会に進んだだけでも、ものすごいことなので、今回入賞できなかったとしても落ち込む必要はありません。

 

審査員が違えば、結果も当然変わります。
審査は他人がすることなので、結果をコントロールできません。

 

当日のコンディションにもよります。
体調が悪かったり、上手く弾けない日も当然あります。
それも含めて運ですね。

 

もし今回参加者の方がいれば、メールをいただければ、講評をメールで送ります♪
全員、少しずつメモしているので、短文ですがお送りします。

 

 

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