バイオリンで和音を弾く

バイオリンで3つ以上の重音を弾く時はどうしたら良いのでしょうか?

 

しっかりと弓を2本の弦に置けば、弦を2本同時に弾くのは簡単です。(弾けない人はチューニングで練習!)

 

さて、3和音、4和音を弾く時の原則をお伝えします。

 

和音の弓の使い方の、原則です。

 

和音はダウンで演奏するのが原則です。

 

アップボーでは、腕の重さが使いづらい、人差し指で圧をかなりかけないといけない、など、あまり良いことがないのです。

 

どうしても音をつなげたい、という場合を除いて、全てダウンボーで和音を演奏します。

 

ダウンで演奏すると、和音がダイナミックで、綺麗になりやすいですよ!

 

 

BCEの和音の音程が究極に悪いので、良い子はマネしないようにしましょうね(>_<;)

 

和音は分けて弾くべし!!

バイオリンでは、同時に4本の弦を鳴らすことができません。

 

3和音、4和音を弾く時は、同時に弾くことは難しいですよね。

 

ていうか4本同時に鳴らし続けるは絶対に無理!!

 

バイオリンでは残念ながら、2本しか同時に弾けません。

 

2つずつ音を弾きます。

 

<3和音の分け方>

 

下2つ、上2つで弾きます。

 

つまり真ん中の音は鳴り続けます。

 

 

 

<4和音の分け方>

 

下2つ、上2つで弾きます。

 

下2つは前打音(装飾音符)のように弾きます。

 

 

 

 

2本ずつ鳴らすのが大原則だって言ってるのに、4本同時に弦を鳴らす奴が出てきました・・・!

 

 

この方は、リ・チャンユン(Chuanyun Li)というスーパーバイオリニストです。

 

”北京バイオリン”という映画にも出演していて、この映画のバイオリン音源は全てリチャンユンが演奏しています。

 

アメリカでディレイ先生に習った方で、世界トップレベルの実力を持ちながら、エンターテイナーで楽しい人です(^o^)

 

こんなに弾けたらすげーな。

 

日本にもたまに来ます。

 

上野の東京文化会館でリサイタルした時に、何度か見に行きました(^-^)

 

 

せっかくなので対抗してみた

 

 

ヘタクソすぎて話にならねーな。てか地味に難しい・・

 

カーボン弓でやらないと、本当に弓がいかれます。

 

これはインナーカーボン弓を使用しています。

 

10万円以上の弓は絶対このような使い方をしないでください

 

よい子はマネしないように!!!!

 

和音を弾く時の、腕の使い方

和音での腕の使い方についてご説明しましょう。

 

腕の使い方で大事なのは、肘が先に下がる、肘が先に移弦する、ということです。

 




 

 

 

肘と右手が同時に動いているのではなく、
先に肘が先行して下がっていますよね!!

 

弓がA線とE線に移弦しているのに、肘が上に残る(G線のポジションにいる)のはだめです。

 

音が固くなります。

 

なぜなら、肘の重さが使えないので、指で無理やり音を出すしかなくなるからです。

 

腕をしなやかに使うのが大切です。

 

肘が先に下がることで、自然と移弦の動作が楽になります。

 

肘が先導して、手が後からついてくる、つまり腕をムチのようにしなやかに使うのです!!

 

肘が先に下がり、右手はあとからついてくる

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久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン





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