指揮者でオーケストラの音が違う?



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指揮者でオーケストラが変わるか?

 

 

「指揮なんて誰がやったって同じだろ?」
「メトロノームでいいんじゃないの?」

 

こんなように思っている方が結構いらっしゃるようです。

 

指揮者でオーケストラの音は変わるのでしょうか?

 

指揮者が決めるのはテンポだけではありません。
基本的には、みんなが同時に音を出せるためにいるのが指揮者なのですが、曲の表情、音量バランス、ルバート(テンポの微妙な揺れ)、など、色々な仕事も同時に行わなければなりません。

 

テンポが分かりやすい、というのは、指揮者として最も基礎的な部分で、それ以外に、どれだけたくさんの事を、指揮棒で示せるのかが、腕の見せ所です。

指揮者で何が変わるか?

指揮者で何が変わるのか、ベートーヴェンの運命を聴き比べてみましょう。
3分ちょっとの、指揮者の聴き比べです。

 

 

個人的な印象を書いていきます。
人によって指揮者の好みは相当分かれるので、「フーン」と思って見てね。

 

クライバー・・・低弦のコントラバスから音が鳴っている。スッキリとした印象。

 

イッセルシュテット・・・どっしりした音楽ですね。地に足がついた演奏のように感じます。

 

ヴァント・・・テンポ速い。オーケストラ全体の音量バランスがとても良く、細部まではっきり聴こえる。

 

トスカニーニ・・・悲劇的などっしりした音楽。音楽にスイング(ビート感)があり、勢いのある音楽です。

 

ベーム・・・冒頭がゆっくりどっしりしている。決して勢いに走ることなく、緻密な音楽作りをしようとしているのが分かります。

 

カラヤン・・・昔の人ですが、とても演奏が現代的でスピード感があります。

 

ガーディナー・・・調弦が低めですが、それよりもバロック的な響きです。まず冒頭がヴィブラートなしで演奏しています。バロック的な感じというのは、ヴィブラートが少なく、より響きを大事にしようという音作りという感じです。

 

フルトヴェングラー・・・一番テンポがゆっくりな印象です。決して焦ることなく、充実したドラマを作るためのテンポなのです!心がざわざわする音楽ですね。

 

グールド・・・ピアノです

 

たった20秒の音楽ですが、一人として同じ音楽はありません!

 

オーケストラも違うだろうし、録音の状態もかなり違うので、公平な比較ではありませんが、
指揮者によって曲の印象がかなり違うというのがお分かりいただけるのではないでしょうか?

下手な指揮者とは

下手な指揮者、というのは、結構たくさんいますが、一流の指揮者と比べて何が違うのでしょうか?

 

まずはロボット指揮者

>>見れない場合はコチラからどうぞ

 

右腕が同じ速さで動いていると、拍感を全く感じません。
右腕がただメトロノームのように動いているだけです。

 

右腕の動きが、自在にスピード変化しないと、音楽的な指揮者だとは到底いえません。
メトロノームを打つだけなら、コンピューターで出来ます。

 

顔の表情も全く変わらないし、何考えているんでしょ!
顔の表情も大切で、曲の雰囲気に合っていない顔の表情は、あまり良くありません。

 

指揮者は全身で表現しないと、オケはついてきません。

 

多分1億円くらいするんでしょうけど。

 

世界の指揮者

指揮者というのは、ただテンポを刻んでいるだけでなく、曲の表情を替えたり色んな能力が必要です。

 

 

指揮者はリーダーの資質が必要なので、みんなから愛される人間性が必要です。
小学校の時から、いつもみんなに囲まれているような人が向いています。

 

「この指揮者の言うことは聞きたくないな」
と思われたら、指揮者がどんなに頑張っても、良い音楽は出てこないのです。

 

音楽を理解する力や、スコアをどれだけ深く勉強しているか、実際の演奏に見合った振り方であるか、など様々な要素が必要です。

 

クラシック音楽の世界では、指揮者が最も花形で儲かる職業ですが、競争もとても厳しい職業です。

 

 

 

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