楽典や楽語

楽典や楽語(音楽用語について、基礎的な知識をつけるのにおすすめの教材を紹介します。

 

楽典とは、音楽の基礎知識、つまりリズムや楽譜の読み方のことです。
楽語は、楽譜に書いている、音楽用語です。

 

楽典や楽語について、書籍で理解を深めることを強くおすすめします。
以下に紹介する書籍は、バイオリニスト志望の人は、当然持っていた方がよいでしょう。

 

楽典

まずは楽典でおすすめの書籍です。

 

楽典―理論と実習

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「楽典―理論と実習」

 

楽典の本では一番詳しいのが、「楽典―理論と実習」です。
バイオリンだけやっていると、音楽用語の基礎知識が足りません。
4分音符や、ト音記号のような、基礎的なリズム、3度4度など音程のことについても書いてあります。

 

権威のある方が書かれた本です。
非常によく書かれた本で、隙のない教材です。
音楽高校・音楽大学を受験する人は、必ず持っているべき書籍です。

 

私は高校1年の時に、この本を買ったのですが、中学・高校生であれば十分に理解できる内容です。
内容としては小学生でも理解しておくべき内容です。

 

ソルフェージュのレッスンを受けていれば、自然と覚えてしまうであろう内容です。
しかし、「改めてきちんと文字で学ぶ」というのは、頭の中で整理され、より理論的に演奏することができるようになります。

音楽用語

続いて、音楽用語(楽語)の書籍です。

 

音楽用語とは
”Allegro”とか”espressivo”など、楽譜に出てくるイタリア語の事を指します。
ほとんどの場合はイタリア語ですが、ドイツ語・フランス語の楽語が出てくる楽譜もあります。

 

独・仏・伊・英による音楽用語辞典 【改訂版】

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この音楽用語辞典は、ほとんどの楽語を網羅しています。
分からない単語は、辞書を見れば、ほとんどの場合分かります。

 

もし、辞書の中にない場合でも、似たようなスペルの単語があるので、そこから意味を推測する事ができます。

 

音楽大学の受験生は持っておくべき辞書です。

 

楽語はイタリア語なので、日常では色んな意味があります。
例えば”Allegro”は「陽気に」「元気に」という意味があります。
しかし音楽用語では”Allegro”は「快速なテンポで」というのが、音楽用語の理解として必要です。
この本は、音楽に使われる意味だけを書いてあるので、非常に分かりやすいです。

 

イタリア語辞書も持っているとよいですが、その前に、「独・仏・伊・英による音楽用語辞典」を持っているとより理解が深まるでしょう。

 

”f(フォルテ)”は「大きく」ではなく、「強く」という指示です。
受験で、フォルテの意味を答えろという問題で「大きく」と書くと、×になります。

 

反対に、”p(ピアノ)”は、「小さく」ではなく、「弱く」という意味です。

 

レッスンでは、「大きく!(`・ω・´)」「小さく!(´・ω・`)」と言いますが、筆記テストだと×をもらいます。

 

 

 

音楽用語の理解を深める

これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ

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イタリア語の理解をさらに深めるために、イタリア人女性と結婚した方の書籍がおすすめです。
基本的な音楽用語の理解がないと、楽しめません。
まずは音楽用語辞典や楽典の内容をしっかり理解した上で読むことをおすすめします。

 

一例を出しましょう。
”Presto”は音楽用語で「ものすごく速いテンポで」という意味にとられがちです。
しかし、”Presto”の本来の意味は「早い、早く行動する」というニュアンスがあり、早く終わらせるから、結果的に速いテンポになるんだそうです。
イタリア人でないと、イタリア語の真の理解はありませんので、このような本を見ておくのも勉強になります。
勉強になるし、楽しいです(^-^)

 

 

バイオリン上達.comの教材


バイオリン上達.comの開発したアプリ<ドレミよめるよ>







久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン





音名は「ドレミファソラシド」の事です。ト音記号であれば、この読み方になります。バイオリンをやるみなさんは、このト音記号だけを覚えれば、バイオリンは弾けるようになります。

普段当たり前のように言われる「ドレミファソラシド」ですが、この音階は誰が作ったのでしょうか?地球上に昔からあったのでしょうか?・・・いいや、そんなことはありませんね。でも、結構昔からあったのは確かなんです。

楽譜、というものは、もともと四線に書かれていましたが、400年前くらいには五線紙が一般的に使われるようになりました。五線の方が、簡単にたくさんの音を表せますしね。グレゴリオ聖歌は四線で書かれている楽譜もあります。音を残す手段は、昔は口伝えで残すしかなかったので、楽譜の発明は偉大だなと思います。文字で本を残すように、音も楽譜で残したのですね。まずは線の読み方です。一番下の線を”第一線”と呼びます。下...

あなたはドレミファソラシドが読めませんか?書いて覚えなさいって言ったでしょ!まったく・・・(^◇^)とはいっても、楽譜を覚えるのにもコツがあります。やみくもに覚えるよりも、必要不可欠なものを最優先で覚えましょう。まずはラの音です。第二間の音がラの音です。これは本当に絶対に覚えてください!このサイトにきたのが運のツキだと思って、必ず覚えましょう!

高い音を数える時は、まず線を数えるわけですが、「線が一本、線が二本・・・zzzzzz」と数えるわけではありません。ドレミファソラシドを一つ飛ばしにしながら、数えていきます。さっそく具体的に見ていきましょうねー(^-^)/

#や♭の臨時記号の意味が分からない?#や♭などの臨時記号は、正しく理解しておかないと、まずいです。小学生の2年生くらいまでに、きちんと学習しておくと良いでしょう。臨時記号は一時的に音を半音あげたり、半音下げたりする記号です。小節内だけに一時的に高くします。#や♭のことを臨時記号といいます。#は半音上げ、♭は半音下げます。「ミ」の#は、「ファ」と同じ音です。「シ」の#は、「ド」と同じ音です。「ファ」...

昔の人は、リズムでコミュニケーションをとっていました(私の先生が言ってました!)動物も、鳴き声のパターンで、「警戒しろ」とか求愛のサインとかやりとりしています。鳥は、鳴き声のパターンが豊かな方が、モテるらしいです。鳴き方が単調なオスはモテないらしいです。リズムはあらゆる生物にとって、非常に原始的なものなのです♪

黒丸に棒がついた音符が、4分音符です。4分音符は1つ数える長さの音符です。基本的に、リズムは4分音符単位で数えることが多いです。4分の4拍子、4分の3拍子、4分の2拍子であれば、4分音符でカウントします。○分の□拍子であれば、○分音符で、数えます。8分の6拍子であれば、8分音符単位で数えます。2分の2拍子であれば、2分音符単位で数えます(4分音符で数えることもありますが)。全音符の4分の1だから、...

拍子とは、その曲のリズムを決めるものです。拍子で、その曲が何分音符で数えるのか、何拍数えるのか、というのが決定されます。主な拍子では4分の4拍子、4分の3拍子、4分の2拍子、2分の2拍子、8分の6拍子があります。4分の4拍子では、4分音符で4つ数えます。4分の3拍子では、4分音符で3つ数えます。4分の2拍子では、4分音符で2つ数えます。8分の6拍子では、8分音符で6つ数えます。2分の2拍子では、2...

8分の6拍子は「1小節に8分音符が6つ入る拍子」です。8分の6拍子は2拍子になります!8分音符で6つ数えますが、大きく2拍子で数えます。3拍子で数えるなら、4分の3拍子で書けばいいわけですから。「いっとっとーにーとっとー」と、2拍子で、1拍が3分割されているのです。8分の6拍子は、2拍子であることを覚えておきましょう♪英語では「six-eight(シックスエイト)」です。

休符にも、ちゃんと意味があります。休符をきちんと休むことで、音楽が引き締まり、リズム感が出ます。休符は音がない場所です。一般的な感覚だと、休符は価値が低い場所、と感じる方が多いのではないでしょうか?そうではない!休符をしっかり感じることで、豊かなリズム感の良い音楽になるのです!あなたは休符をいい加減に数えていませんか?ぜひ休符をしっかり数える習慣をつけてくださいね(^-^)時間の節約で休符をいい加...

音符の横に付点「・」が付くと、音価(音の長さのこと)が1.5倍になります。音価(おんか)とは、音符の長さのことです。付点4分音符なら、1つと半分数えます。1.5数えるのです。付点4分音符は1.5付点2分音符は3つ数えます。付点全音符は6つ数えます。付点8分音符は0.75数えます。音の長さが1.5倍になるのが、付点音符です。

スラーがかかっている時は、音をレガートで切れ目なく弾きます。音を切れ目なく演奏する、というのが大切でうs。基本的に同じ弓で弾きます。めちゃくちゃ長いスラーでなければ、一弓で弾きます。ダウンでスラーがかかっている部分はダウンで弾きます。ずーっとスラーが続くなら、適当なところで弓を返します。弓を返しても、返したのが分からないように、なめらかに切れ目なく音が続くように聴こえるようにしましょう。

「楽譜が読める」とはどのような状態を指すのでしょうか?楽譜が読める、というのは、辞書の定義がある訳ではありませんが、私たち音楽家にとって、”楽譜が読める”とはどのような状態を指すのか、お伝えしたいと思います。楽譜が読めるとは、音符を見てドレミファソラシドが分かる能力のことをいいます。楽譜を見て、すぐにドレミが分かるのが、楽譜が読める状態です。「うーーーん・・・ド!」と考えて分かるのでは、遅すぎるの...

楽典や楽語(音楽用語について、基礎的な知識をつけるのにおすすめの教材を紹介します。楽典とは、音楽の基礎知識、つまりリズムや楽譜の読み方のことです。楽語は、楽譜に書いている、音楽用語です。楽典や楽語について、書籍で理解を深めることを強くおすすめします。以下に紹介する書籍は、バイオリニスト志望の人は、当然持っていた方がよいでしょう。

楽譜の音が、ドレミで読めるようになるアプリを、ついに発売いたしました!!楽譜の読み方というと、本やDVDが一般的かな、と思うのですが、今の時代はアプリかな!と思いまして、android版でリリースを開始いたしました。ドレミよめるよ<andoroid版>ドレミよめるよ<iOS版>なぜアプリか今、なぜアプリで開発したのかといいますと、音が出るからです。本や楽譜などで、音符の読み方を覚えたとしても、音が...