バイオリンには、触ってはいけない場所がある!

バイオリンには触るべき場所があります。
ベタベタあちこち触るのは、バイオリンにとって良くないです。
バイオリンの板は2ミリから5ミリと非常に薄いですからね。

 

バイオリンのどこさわろー

 

まぁ自分の楽器なら、どこ触ってもいいんですけどね。
他の人の楽器を持つ時は、注意しないといけません。

 

人間の汗は、ニスを溶かしてしまいます。

これが駄目な触り方!

表板と裏板を鷲掴み、こんな持ち方は最悪です・・・。
人間の脂は、ニスを汚すので、あまり木の部分を持つのはよろしくありません。

 

バイオリンの良くない持ち方

 

表板と裏板にほとんど触れないように持つのがいいです。

 

「木をベタベタ触るな!」
ってことですね(^-^)

普段触れるところと、あご当てを持つ

左手は第1ポジションの位置、右手はあご当ての木と金属の位置を持つのが基本です。
これなら、どこの位置も傷つけません。
普段使う部分を持つのが、基本です。
ネックや、あご当ては交換することが出来る、消耗部品ですしね(^-^)

 

箱の部分を持たない

木の部分、特に箱の木の部分【表板・裏板・横板】を持たないのが基本です。

 

だめだって!!

 

なぜなら、バイオリンのニスには価値がある”からです。
ニスはぬり直したりすると、若干楽器の価値が落ちたりします。

 

表板や裏板、横板はずっと、数百年交換できないのです。
人間よりもバイオリンの方が寿命が長いですからね・・!
バイオリンを大事にしてあげてください♪

 

あご当ての金属部分を持つとはとてもいいですよね(*^_^*)
楽器屋さんみたいでしょ♪

バイオリン上達.comの教材


バイオリン上達.comの開発したアプリ<ドレミよめるよ>







久保木隆文の奇跡のバイオリンレッスン





バイオリンには触るべき場所があります。ベタベタあちこち触るのは、バイオリンにとって良くないです。バイオリンの板は2ミリから5ミリと非常に薄いですからね。まぁ自分の楽器なら、どこ触ってもいいんですけどね。他の人の楽器を持つ時は、注意しないといけません。人間の汗は、ニスを溶かしてしまいます。

バイオリンは、木で出来ています。それぞれの板の名前についても覚えておくと良いでしょう。バイオリンの表の板のことを「表板」と呼びます。そのままですね。イタリア語では「TAVOLA」と呼びます。abeteで出来ています。モミで出来ていると考えて良いそうです。バイオリンの木材はその辺に生えているものを使っている訳ではなく、超厳選された木でバイオリンは作られています。日本に生えてるモミの木でバイオリンを作...

バイオリンの裏側の板を「裏板(うらいた)」と呼びます。これまたそのままです。イタリア語では「FONDO」と呼びます。aceroで出来ています。acero(アチェロ)というのは、私にはよく分からないのですが、カエデの一種らしいです。エリックブロットの鑑定書に「acero italiano」と書いてあるので、私のバイオリンの裏板はアチェロで出来ているのです!!裏板の虎目(とらもく)、木のシマシマが綺麗...

横板は左右3つずつのパーツに分かれています。左右対称で、合計6つの板から出来ています。裏板と同じ”かえでの木”を使います。横板はイタリア語で「FASCE」と言うようです。ご自身のバイオリンを見てみてくださ。裏板と同じ虎目ですよね!裏板と横板とスクロールは同じ木<acero>を使います。表板だけは違う木なのですね。

バイオリンの渦巻きの部分を「スクロール」と呼びます。スクロールのことをイタリア語で「TESTA」と言います。裏板、横板と全く同じacero(カエデ)を使います。裏板、横板、スクロールは同じaceroです。しかし表板だけはabeteという違う木なのです。

f字孔(エフじこう)は表板に空いている、装飾です。箱の中で音を増幅して、f字孔から解き放ちます!f字孔の内側の切れ込みが、こまを置く位置です。f字孔の彫り(ほり)で、楽器職人の腕の高さが分かるらしいです(^o^)/

バイオリンの部品で、なじみやすい、こまについて解説します。こまは英語で”bridge”(ブリッジ)といいます。ブリッジ=橋ですが、その名の通り、弦の振動をバイオリンの箱に伝える、橋渡しの役割をしています。先生からも「弓はもっとこまの近くを通って!」「こまと平行に弓を動かして!」などと注意されることもあると思います。ですから「こまって何のことか分からない!!」という方は、少ないのではないかと思います...

バイオリンには、駒が2つあります!!いわゆるバイオリンの駒は動きますが、もう一方の駒は動きません。動かないこまは、指板の上の方についています。指板の上の方についているものを「ナット」と呼びます。ナットは”上駒(うわごま)”とも言います。ナットは、指板と同じ黒檀で出来ています。下のこまと、上のこまで、弦を止め、開放弦の長さを出しています。

バイオリンのアジャスターはE線で主に使います。子どものバイオリンや、初心者向けのバイオリンだと、4弦全てについていますが、E線だけに付ける方が一般的です。調弦(チューニング)の微調整のために使います。基本はペグを回して、調弦しましょう!ペグを回して、あと少しのところをアジャスターで微調整します。E線は、ほとんどの場合、アジャスターのみで調弦します。

ペグはスクロールの下についている、4本の黒い木です(茶色いペグもありますが)。形はスペード形の装飾がついた、棒状の物です。調弦をするために4本のペグがついています。E線もアジャスターだけでなく、大きく狂った時はペグで調弦しましょう!初心者の方はペグを回すだけで一苦労ですが、これはペグコンポジションをしっかり塗るなどして、しっかりと慣れてくださいね♪”ペグを押し込むようにしながら回す”、と心がけてみ...

テールピースは、こまの下の木の部品です。テールピースは主に、バイオリンの4本の弦を引っ掛ける役割をしています。意外と音の鳴りに影響する部品です。良いテールピースに変えると、音の発音が良くなったりします♪上の写真のテールピースは5万円くらいでした。もしかしたらみなさんのバイオリン本体より高いかも?最高級のクローソンのテールピース(つげ材)です良いバイオリンには、良いテールピースをつけてあげた方が、や...

テールガットは、エンドピンに引っかかっているヒモです。ヒモですが、強度はめちゃくちゃ高いものです。テールガットを手で引っ張っても100%切れません!4本の弦の張力(約20kg)を、1本だけで受け止め続けているのだから凄まじい強度です。テールガットは何年使っても、全然切れませんしね。

バイオリンの一番下にあるのが、エンドピンです。チェロの方だと、「エンドピン」は非常になじみ深いと思うのですが、バイオリンではエンドピンと聞いてピンとこない方が多いのではないでしょうか?チェロやコントラバスは床に置いて弾きますよね。チェロやコントラバスで、床の上に刺す、金属の棒を「エンドピン」と言います。チェロのエンドピンは、尖っているので、床を傷つけるのです。だから練習用の刺す板があります。チェロ...

バイオリンの内側には、色んなものが入っています。非常に単純な作りのバイオリンですが、単純なようで、奥が深いのです。普段のぞけない、バイオリンの内側はどうなっているのか、見ていきましょう。当然ですが、自分でバイオリンを分解すると、修復不可能になります。ニカワを剥がすのも、プロがやっても、どうしても木を痛めます。修理が必要、調整が必要、といったやむを得ない場合のみ、分解します。10万円を超えるバイオリ...

バイオリンの内部にある、最も大きい補強材が、このブロックです。ブロックは全部で6か所あります。この6か所で強力に補強しています♪画像の一番左のブロックは、指板に隠れていますが、一番右のブロックとほとんど同じ形をしています。中央のC字部分の3か所のブロックは小さいですね。バイオリンの内部に補強材がなければ、とても300年バイオリンが残るなんてことはあり得ないでしょう。この補強材はストラディバリウスや...

バイオリンの「パフリング」って聞いたことがありますか?普通はまずないですよね。でも、みんな見たことはあるはずです。パフリングは、表板と裏板の板の外側に沿って彫られている、黒い二重線です。正確には彫ってあるのではなく、”黒檀”という木が埋め込んであります。パフリングの美しさは、バイオリン製作者の腕やクセを如実に表します。パフリングは遠目に見ると、黒い線のように見えますが、2本の黒い線が通っているのが...

バイオリンのこまの調整方法について解説します!こまは、バイオリンの弦を替える時など、普段からこまの角度をチェックしておきたいです。何年もこまの調整を自己流で放置している方は、そろそろ倒れると思いますので、気を付けてください!それではバイオリンのこまを置く位置について解説します。こまはf字孔の内側の切れ込みの位置に置きます。外側ではなく、内側の切れ込みです!内側の切れ込みの位置が、制作した人からのメ...

こまの傾きを直すのは、基本的なバイオリンメンテナンスです。力加減を間違えるとバイオリンを傷つけてしまう危険な作業でもあります。駒が倒れてからでは遅いです。常日頃から駒の傾きをチェックする必要があります。動画で、駒の直し方について解説しています。この通りにやれば、良いのですが、やはり慣れていない方は、安いバイオリンでやることを強くおすすめします。力加減が、バイオリンによってかなり違います。女性や子供...

バイオリンの中に1本、柱が立っています。これが、魂柱(こんちゅう)です。英語では「sound post(サウンドポスト)」これを「魂柱」と訳したのは、夏目漱石らしいですよ!流石(さすが)漱石さんですね!(「流石」も漱石さんの考えた当て字)

バイオリンのは「バスバー」という部品があるのですよ。さて、どこにあるのか、どれくらいの大きさなのか、ご存知でしょうか?ほとんどの方は、バスバーが何なのか知らないのではないでしょうか。別に知らなくても死にはしないんですが、せっかくなので、知識として知っておきましょう(^-^)/

バイオリンの指板(しばん)は、黒檀(こくたん)で出来ています。真っ黒ですねー。練習しすぎると、左手が真っ黒になります。特に梅雨の時期は手が黒くなりやすいですね。木に黒い色が塗ってある訳ではなく、もともと黒い木なんですよ!お箸でも、黒檀のお箸、紫檀のお箸などありますよね。